2023年10月の天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事に纏めます。
(奈良県を基準に作成しています)
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2023年10月の天の川の方角と見え方
10/15 新月の18:53(空が暗くなる頃、日の入の1時間半後)の星空です。南西の空に天の川。西の空へと傾きつつあります。夏の天の川ともいよいよお別れ。少し寂しい時期でもあります。
0:00。天の川は北西の空へ大きく傾いています。夏の大三角も地平線に沈みかけています。
0:00の東の空ではオリオン座をはじめ、冬の星々、冬の天の川が昇りつつあります。
4:32(空が明るくなり始める頃、日の出の1時間半前)の星空です。冬の天の川は南の空に高く昇っています
画像は「ステラリウム」より引用。
2023年10月の月の出カレンダーと星空・天の川観測の候補日
星空や天の川を綺麗に見るには、月の出入りに気を付ける必要があります。下記に月の出入り時間をまとめました。(空が暗くなる、明るくなり始める時間帯は日の入、出時刻の1時間半前後を目安に)
データは「国立天文台 各地のこよみ」より奈良県のデータを参照。
2023年10月の新月は15日(2:55)、満月は29日(5:24)です。
2~11日は日没後から月の出まで。夏の天の川を観察したいところです。
12~18日は新月の影響で月明かりを気にせず、一晩中星空を観察出来そうです。
19~27日は月の入後から夜明けまで。冬の星空を中心に観察したいです。
※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しました。しかし月が出ていても月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用して撮影するのも面白いです。
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実際に10月に撮影した星空を紹介
2018/10/9 18:52。夏の天の川は良い感じに立ち昇っていますが、まだ完全に夜空が暗くなっていません。
2018/10/8 19:47。
2018/10/21 4:51。黄道光※と冬の天の川が肉眼で見えていました。夜明け前になると冬の天の川の隣に天の川と同じ程度の明るさの光の筋がもう1本。「あれ?冬の天の川が2本になった?」っと驚きました。撮影時は黄道光という現象を知らなかったので。写真で表すのが難しかったですが、壮大で幻想的な光景でした。
※黄道光(こうどうこう)・・・天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯。日没後の西の空は1月~3月が見えやすく、夜明け前の東の空は9月~11月が見えやすい。
2018/10/21 4:53。先ほどの写真のさらに上空分を撮影したもの。オリオン座の隣で冬の天の川と黄道光が重なっています。
10月に撮影した星空の動画です。タイムラプスではない、リアルタイム動画です。
参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】
こんな感じで星空・天の川、流星群等を動画撮影しています。
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綺麗な星空・天の川を見る方法
天の川を見るには時間や月の出入以外にも天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
参考記事:綺麗な星空で天の川を見る方法
2023年の撮影候補日を纏めています
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