2023年1月22日、ZTF彗星(C/2022 E3)を撮影に行きました。
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2023年1月22日、ZTF彗星(C/2022 E3)の位置、探し方
2022年1月22日のZTF彗星は、近くに目立った明るい星や星座もなく、探しづらい印象でした。また、自分の肉眼では全く見えませんでした。(双眼鏡では見えました・・・後述)
自分の探し方は、うしかい座のアークトゥルス、かんむり座から高さを推定し、北斗七星(おおぐま座)の星、ミザール、ベネトナシュから辿るように探しました。
1/1はかんむり座近くに居たので、探しやすかったです。そう思うと結構移動していますね。
ちなみに時間や日によって見える場所は変わるので、スマホアプリの「CometBook」で調べています。
カメラで写真撮影したZTF彗星
焦点距離200mmで撮影したZTF彗星。
SONY α7SIII + CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM(SIGMA MC-11使用)
30sec、F2.8、ISO3200、200mm。ポータブル赤道儀SLIK ECH-630、ソフトフィルター(LEE No.1)使用。一枚撮り。
拡大したものです。イオンテイルも薄っすらと写っています。
こちらは24mmで撮影したもの。正直、このサイズだと何処にいるか分かりません。
しかし、拡大表示するとしっかり写っています。(偽色が多く、分かりづらいですがZTF彗星は中央の薄緑っぽいのです)位置を特定するのに、24mmより長いレンズで撮影してみるのもが良さそう。
参考記事:SONY a7SⅢで星空撮影して思うこと(星景写真、動画)
参考記事:CANON EF70-200mm F2.8L IS III USMを使っていて思う事。(星空撮影にも)
参考記事:SONY FE 24mm F1.4 GMで星空撮影していて思う事(SEL24F14GM)【レビュー】
参考記事:SLIKのポタ赤、ASTRA (アストラ)ECH-630を使ってみた(レビュー)
参考記事:クリップタイプ ソフトフィルターLee No.1の作例【レビュー】(よしみカメラ プロデュース)
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ZTF彗星と流れ星の動画
今回、動画でも撮影していました。SS1sec(24倍速)で動画撮影していると、流れ星がZTF彗星の近くを通過しました。下の動画は24倍速ではなく、実際の時間相当に修正しています。SS1secなのでカクカクですが。
実はこの流れ星、双眼鏡でも同時に見る事が出来ました。双眼鏡で見る流れ星、綺麗だったなぁ。
双眼鏡でみたZTF彗星(イメージ)
折角の彗星なので、カメラ越しではなく、眼視でも確認したいと思い双眼鏡を購入しました。(この日は肉眼では見えませんでした)
今回購入したのはKenko Mirage 8倍率 42口径。
実際に双眼鏡で見た視野や明るさを、カメラで撮影した画像で再現しました。
ZTF彗星は画像の中心部分。近くの星と比べると暗く、ボンヤリと薄く白いモヤの様に見える程度。はっきりと見えるものではないので、結構探すのが大変でした。ただ、肉眼では見えないものが双眼鏡を通して見えるのは感動。カメラとはまた違う良さがありますね。
撮影場所は北の空がやや明るく、この日は星空が少し霞んでいる感じだったので、条件の良い場所ならもっと見えるかも知れません。今回は42口径の双眼鏡を使いましたが、明るい50口径のもの使えばもう少し分かりやすく見えるのかな?
参考記事:ZTF彗星、天体観測の為、双眼鏡(Kenko Mirage 8×42)を購入しました【レビュー】
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今回の観測の様子を動画で撮影しました
今回の観測の様子を動画で撮影しました。週末、ZTF彗星観測の絶好の機会だったのでもう少し人が居ると思いましたが、遠くにお一方が居られるだけ。風もなく静かな夜でした。
参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】
YouTubeチャンネル「星を撮りに行く」では星空、天の川、流星群等を動画で撮影、掲載しています。チャンネル登録や高評価を頂けると励みになります!
あとがき
2023年1月1日元日以来のZTF彗星の撮影となりました。
参考記事:2023/1/1 かんむり座付近のZTF彗星(C/2022 E3)を撮影しました
今回はかなり明るくなっているなぁという印象。また、元日は暴風で望遠レンズでの撮影が厳しく、ポータブル赤道儀もほぼ使い物にならなかったので撮影自体もキッチリできませんでした。今回は無風だったのでしっかりと時間をかけて撮影出来ました。(といっても一枚撮りですが)
1月末にはZTF彗星は北極星の近くまで接近するそう。
この時にまた観測してみようと思います。
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