2022年2月の天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事に纏めます。
(奈良県を基準に作成しています)
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2022年2月の天の川の方角と見え方
2月は夜明け前に夏の天の川も見え始める季節。冬の星空と夏の天の川の両方を楽しめる時期ですね。
こちらは2/1(新月)の日没後(18:56)の星空。南東の空に冬の星空・天の川は立ち昇っています。
同じく2/1の空が明るくなり始める5:25の星空。東の低い位置に夏の天の川も昇り始めました。まだまだ肉眼では見え辛い高さですが、カメラにはよく写ってくれます。水平線が見える様な場所で撮影したいところ。天の川に金星と火星も並んでいます。
画像は「ステラリウム」より引用。
2022年2月の月の出入カレンダーと星空・天の川観測の候補日
夜になっても月が出ていると星空は綺麗に見えません。特に満月の夜は星空観測には適していません。下記に月齢と月の出入を纏めました。
また、夜空が暗い時間帯は日の出入1時間半前後を目安に。
1日~4日は新月の影響で月明かりを気にせず星空や天の川を観測出来そうです。
5日~13日は月の入(沈んだ)後から。特にこの時期は夜明前にしか夏の天の川は見えないので丁度良いですね。
19日~27日は月の出までの時間。夏の天の川は厳しそうですが、冬の星空を見るのには良さそうです。
28日は3月の新月の影響で月明かりを気にせずに星空や天の川を観測出来そうです。
データは「国立天文台 各地のこよみ」より参照。
※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しましたが月が出ていても、月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用した撮影も面白いです。
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実際に2月に撮影した星空を紹介
実際に2月の撮影した星空、天の川の写真を紹介します。
2019年2月2日 5:00。焦点距離35mm。水平線に少し赤みを帯びた天の川が昇ってきました。水平線上の赤い星は月。真ん中の明るい星は金星、その右上は木星。惑星が斜めに並んでいました。
参考記事:星空の撮影にSIGMA 24-35mm F2を使って思う事や、気に入っている事
2019年2月2日 5:28。焦点距離14mm。上記写真と同日、約30分後。夜明けの直前、夜空が少し明るみを帯びているのが分かります。(余談ですが、 Samyang 14mm F2.8 をほんの少し絞った時、明るい星に出る光条が好きです。)
参考記事:SAMYANG 14mm F2.8で撮影した星空の写真【レビュー】
2020年2月1日 5:24。焦点距離14mm(トリミングあり)。上記写真の一年後のほぼほぼ同時刻。この時は金星等の惑星はなく、ほんの少し寂しい感じ、天の川本来の姿かな?
2020年2月2日 5:39。焦点距離17mm。上記写真の次の日の撮影。時間的には15分後。たった15分ですが空は明るみ、水平線は赤く焼け、ここまで空の様相が変わります。
天の川が低い位置で薄明となるのはこの時期ならでは。もう少し撮影したい気持ちと、朝焼けに消えていく儚さを噛みしめながら撮影したいものです。
参考記事:SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTを星空撮影に使用して思う事
天の川撮影の様子の動画
2021年2月の天の川撮影の様子をSONY a7SⅢで動画で撮影しました。
参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】
YouTubeチャンネル「星を撮りに行く」では星空撮影の様子や、現地の様子を動画で紹介しています。(高評価、チャンネル登録頂けるととても励みになります)
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綺麗な星空・天の川を見る方法
天の川を見るには時間や月の出入以外にも天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
2022年の撮影候補日を纏めています
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