2021年ペルセウス座流星群の観測候補日や場所の選定や注意点など

2021年ペルセウス座流星群の観測候補日や場所の選定や注意点など

2021年のペルセウス座流星群の観測候補日や場所の選定ポイントや注意点をこの記事に纏めます。

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ペルセウス座流星群について

3大流星群のひとつで、年間でも1,2を争う流星数が流れます。真っ暗で星が綺麗に見える夜空ですと、1時間あたり約40個の流星が見えるそうです。

こちらは2020年のペルセウス座流星群を撮影したもの。緑色に光って見えたりします。

ペルセウス座流星群

ペルセウス座流星群の極大と方角

7月17日~8月24日に流星が見え始めますが、最も増えるのは極大の8月13日4時頃です。

8月13日午前0時くらいには北東の空にペルセウス座が昇ってきて、その辺りに放射点があります。(有名なカシオペア座の近くですね))流星は放射点を中心に流れますが空全体に流れます。ですので、寝転がったりして空を広く見渡すのが見逃しが少ないかと思われます。

画像は「ステラリウム」より引用。

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ペルセウス座流星群の観測候補日や時間

※月の出入、月齢データは「国立天文台 各地のこよみ」を引用。奈良県のデータです。


極大が13日午前4時。
観測は12日(木)21時頃から13日(金)の明け方4時頃までが良さそうです
また、12日の21時頃には月が沈むので月明かりの影響はほぼ無い、絶好の観測日和となりそうです。

12日21時頃の夜空の状況です。見上げると、頭上には天の川が流れ、夏の大三角も見えます。濃い天の川の中心部は南の空に見えます。放射点はまだ北の空の低い位置にあります。


13日0時頃の夜空。天の川の濃い部分は西の空に沈みかけています。放射点、ペルセウス座も北東の空に高く昇ってきました。

13日3時頃の夜空です。放射点もだいぶ高い位置に。

場所の選定ポイントや注意点

有名な星空観測スポットは人が多いかも

この時期は夏季連休もあり、いつもより人が増えます。夜だから人は居ないだろう・・・と思うかも知れませんが場所によっては結構混み合います。駐車場の広い場所を選んだり、静かにヒッソリと観測したい場合はそこまで有名でない場所を選ぶのも良いかも。

あと駐車場で寝転がって流星群観測している人が結構居るので、駐車場を走行する際は注意です。

トイレの有無を確認

流星群の観測や撮影は長期戦になりがちです。トイレが近くにある場所を選んだ方が良いです。

山は涼しい・・・ですが防寒対策も

標高の高い山等は夏でも割と涼しいです。しかし、逆に肌寒く感じる事も。体調を崩さない様、何か一枚でも羽織れるものは準備しておくのが良さげです

虫対策はしっかり

この時期は蚊が多いです。肌の露出を避けたり、虫よけスプレーを準備した方が良いです。過去に薄手の長袖シャツと虫よけスプレーで星空観測をしていると、シャツの上からでも数十カ所は蚊に刺された事があります。もう一枚シャツを羽織る(肌と密着していないような)だけでもかなり効果があります。

また、こんな防虫ウェアもあります。最近は気に入ってどこに行くにも使用しています。

参考記事:効果ある?ない?着る防虫、Foxfire・スコーロンを試してみた(レビュー)


スマホやライト等の明かりは見ない様に

暗闇に目を慣らすと、夜空の綺麗な場所なら天の川も肉眼で見えます。また、流星も良く見えるようになります。
星空観測中はあまりスマホや不必要に明るいライトの使用は避けた方が良いです。(他の方の迷惑になることも)
※ライトを使用する際は発光部を手で覆い、足元等の照らしたい場所だけを照らすようにすると良いです。ちなみに、ガムテープ一枚貼るだけで程よく減光出来ます。

参考記事:ガムテープ貼るだけ!ライトを減光する方法とその効果【星空撮影】

レジャーシートやアウトドアチェアで快適に

ずっと星空を見上げ続けると首が痛くなります。レジャーシートやリクライニング出来るアウトドアチェアを使用すると、楽な姿勢で星空を見続ける事が出来ます。

当日の天候には気を付ける

天候が悪ければ星どころか流星も見えません。当日の雲予報を確認し雲が出ていない場所を選ぶと良いです。雲量の確認は下記のサイトがオススメです。

GPV気象予報
SCW
WINDY


この他、こちらの記事もご参考にどうぞ。
参考記事:綺麗な星空で天の川を見る方法(月の出入、天気の調べ方、場所の選び方等)

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過去に撮影した流星群の写真や動画を紹介

こちらは2020年のペルセウス座流星群の写真です。撮影場所は奈良県大台ヶ原の駐車場です。沢山の車で広い駐車場ですが、途中からいっぱいになり入場できない程でした。流星が流れる度に歓声が聞こえ賑やかな夜でした。

天の川と流星群

参考記事:2020年大台ケ原駐車場で見たペルセウス座流星群

RICOHのTHETA Sで360度撮影した全天写真です。流星はどこに流れるか分からず、超広角レンズを使用していても別の場所に流れる事が多いです。360度連続撮影していれば撮影出来る可能性はかなり大きくなります。

ペルセウス座流星群 – Spherical Image – RICOH THETA

参考記事:簡単に360度の星空撮影!全天球カメラRICOH THETA Sを使ってみたよ

流星群の撮影は写真も良いですが、SONY a7SⅢを手に入れてからは動画での撮影の楽しさに気付きました。
動画なら実際に見ていた印象を残せます。

ふたご座流星群(2020年11月)、しぶんぎ座流星群(2021年1月)をSONY a7SⅢで撮影した動画です。

星空の動画撮影についてはこちらの記事もご参考下さい。
参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】
参考記事:SONY a7SⅢで星空撮影して思うこと(星景写真、動画)

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最後に

去年のペルセウス座流星群も非常に感動的で楽しい時間でしたので今年も楽しみです。今年は月の関係も問題ない観測に適した日になるので、晴れてくれる事を願うばかりです。

私は天候次第ですが、南の空が見える浜辺で撮影しようと考えています。写真も撮影するとは思いますがメインはSONY a7SⅢによる動画撮影です。撮影が出来ましたら、また当ブログやYouTubeチャンネルにて紹介したいと思います。

↓↓↓YouTubeチャンネル「星を撮りに行く」も宜しくお願いします!

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