SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artを星空撮影に使っていて思うこと(レビュー)

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artを星空撮影に使っていて思うこと(レビュー)

2022年8月26日。ついに発売したSIGMA 20mm F1.4 DG DN Art

早速使ってみたので色々書いていきたいと思います。

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外箱と開封、外観

まずは外の箱。SIGMAらしいシンプルなデザイン。

箱を開ければソフトケースに入ったレンズ。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 開封

SONY α7SIIIに取り付けてみました。今までのArtレンズを踏襲したデザイン。しっかりとした作りの印象です。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art デザイン

今まで使用していたレンズと大きさを比較してみました。(左からSONY FE 14mm F1.8 GM、SONY FE 24mm F1.4 GM、SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art)

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 比較

GMレンズと比べると少し大きい。SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artのフードの大きさが際立ちます。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 大きさ  比較

フードを外してもやはり大きいですね。(SONY FE 14mm F1.8 GMはフード固定です)

重量感、ジンバルでの使用について

大きさや重量については下記の通り。SONY FE 24mm F1.4 GMと比べれば長さ+11.4mm、重さ+170g。実際に持った感じは比べれば確かに若干重いように感じるけど、極端に差は感じれない印象でした。

 直径×長さ (mm)重さ(g)
SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art87.8×111.2630
SIGMA 24mm F1.4 DG DN Art75.7×97.5510
   
SIGMA 14mm F1.8 DG HSM Art95.4×152.01170
SIGMA 20mm F1.4 DG HSM Art90.7×155.81015
SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art85.4×116.2740
   
SONY FE14mm F1.8GM75.4×92.4445
SONY FE20mm F1.8 G73.5×84.7373
SONY FE24mm F1.4 GM83.0×99.8460

ジンバル(MOZA AIRCORSS2)に装着してみましたが、とくに大きな負荷が掛かっている感じはなく、問題なく使用出来ました。(SONY α7SIII+SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art+ECM-B1M(マイク))

参考記事:初心者でも手振れ軽減!(動画あり)MOZA AirCross2の良い&気になるポイント

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サジタルコマフレア

結論から言うとF1.4でもシャープで問題なく使えるレンズだと、個人的には思います。flickrに掲載しました。

DSC03360

撮影設定はF1.4、SS0.6、ISO12800の三脚固定。

わかりづらいのでそれぞれ周辺、中央を拡大しました。

まずは絞りF1.4。右上の明るい星(ベガ)を拡大してみれば歪んで見えますが、全体でみればそこまで目立つ印象はないですね。ソフトフィルターを使えば、より気にならないものになると思います。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 開放 描写

絞りF2.0。右上のベガが少しマシになっています。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art コマ収差

絞りF2.8。右上のベガも良い感じに。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art サジタルコマフレア

F2.8まで絞ればよりシャープにはなりますが、開放F1.4でも全く問題ないように思います。

20mmで撮影できる星空

焦点距離別に星空、天の川の写り方を表した図です。

SIGMA 14-24mm F2.8 画角

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実際に星空を写真撮影してみました

撮影地は肉眼でもハッキリと天の川が見える真っ暗な場所ですべて三脚固定の一枚撮りです。全て開放F1.4での撮影です。

絞りF1.4 SS10sec ISO3200

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 作例

絞りF1.4 SS13sec ISO3200。縦でも撮影。ソフトフィルター(LEE NO.1)を使用。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 星空

絞りF1.4 SS8sec ISO3200。天頂にあった夏の大三角。ソフトフィルター(LEE NO.1)を使用。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art 天の川

絞りF1.4 SS10sec ISO1600。手前の像にピントを合わせているため、星はボケ気味です。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art ボケ

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artにはレンズの後ろ(センサー側)にフィルターを差し込むフォルダーが付属しています(シートタイプのソフトフィルターを自分でカットする必要あり)。

レンズ前面にソフトフィルターを取り付けると周辺の星が楕円形に伸びるため、後ろに取り付けた方が見栄えが良くなります。

ちなみに、今回の撮影ではレンズのフィルターフォルダーを使用せず、クリップタイプのソフトフィルターを使用しています。

参考記事:クリップタイプ ソフトフィルターLee No.1の作例【レビュー】(よしみカメラ プロデュース)

動画でも撮影

真っ暗な海の波と天の川を撮影しました。写真と違い動画はアスペクト比16:9の為、縦が狭くなります。ですので地上と星空を撮影する場合は少し苦しいことがありますが、20mmの広さがあればバランスよく撮影出来ているように思います。

その他撮影した映像はYouTubeでも掲載していますので宜しければご覧ください。

こちらは灯台と星空を撮影してみました。

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その他、使用していて気づいた事

その他、使用していて気づいた事を書いていきます。

手振れ補正アクティブの利きは問題なし

SONY α7SIIIに搭載されている手振れ補正「アクティブ」。サードパーティ制のレンズでの利き具合がどうかと少しだけ心配していましたが、SONY FE 24mm F1.4 GMと比較してもほとんど差がないため問題なく使用できると思います。

MFLはとても良い

マニュアルフォーカスロック(MFL)が搭載されており、LOCKをするとピントリングは動きますが、ピントが固定されます。星にピントを合わせて固定する事が多い星空撮影ではとても便利な機能。またレンズヒーターを取り付けてもズレる事がないので良いですね。

参考記事:レンズの結露による曇り防止に。レンズヒーターの必要性

実際使っていてかなり便利。レンズを付け替えしてもピントがずれることもなく、良い感じ。

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art MFL

CLICKのスイッチもあり、暗闇だと間違えそうですが、MFLスイッチは少し盛り上がった所にあるので、「盛り上がった所のすぐ上にあるスイッチ」と覚えれば、指の感覚だけで間違えずにON/OFF出来そうです。

星にピントを合わせやすい

ピントリングの硬さは程よい硬さ。同社のArtレンズ(SIGMA 85mm DG HSM Art)の感覚とほぼ同じだと思います。

しかしピントリングの動き対して、ピント面の変化が非常に緩やかな印象。ジックリと星にピントを合わせやすいなぁと感じました。比較した訳ではなく、あくまで印象なので実際そうなのかはわかりませんが。

AF駆動音はほぼ無音

AF(オートフォーカス)の駆動音はほぼ無音の為、動画撮影でも音を拾うことは無さそう。

フードの取り外しがスムーズ

レンズフードの脱着は引っ掛かりなどがなく、非常にスムーズな感覚。取り外す際はロックボタンを押すことで取り外せるようになります。

後、フードの根元部分(下記緑の箇所)が滑りにくいゴムっぽい表面処理になっています。ただのデザインなのか、滑り止めなのかわかりませんが、もしかしてレンズヒーターをフードまで被せて取り付ける際、ズレれないようにするための配慮?

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Art レンズフード

まとめ

SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artはメーカーが「究極の星景レンズ」と謳っているいるだけあり、文句なしの性能。しかも軽量、コンパクトで非常に扱いやすい。言葉通り「究極の星景レンズ」という印象を受けました。

今から星空の写真撮影、動画撮影を始める場合でも、手に入れて間違いのないレンズだと思います。

マウントはライカ Lマウントソニー Eマウントのみのラインナップ。比較的お求めやすい価格なのも魅力。

同時にSIGMA 24mm F1.4 DG DN Artも発売されています。今回購入は見送っていますが、こちらも素晴らしい性能のようです。

あとがき

ここ最近、EマウントのレンズはSONY FE 14mm F1.8 GMなど、明るく、開放でも素晴らしい描写のレンズが出そろってきました。しかも軽量・コンパクト。ミラーレスの恩恵ですね。

とりあえず、SIGMA 20mm F1.4 DG DN Artはとても気に入りました。

星空の動画撮影は今までSONY FE 24mm F1.4 GMをメインで使用していましたが、24mmだと地上と星空を一緒に撮影しようとすると、狭く感じる場面がありました。(その場合はSONY FE 14mm F1.8 GMを使用しますが、F1.8の為暗い・・・)

その点、20mmは非常に扱いやすく感じました。今後メインで使用していくレンズとなりそうです。使用用途は主に星空の動画撮影ですが、撮影した映像はYouTubeに掲載していきますので、宜しければチャンネルも覗いてみてくださいね。(チャンネル登録頂けると励みになります)

YouTubeチャンネル「星を撮りに行く」