2022年ゴールデンウィークは星空観測日和!天の川の見え方、時間等(GW)

2022年ゴールデンウィークは星空観測日和!天の川の見え方、時間等(GW)

2022年ゴールデンウィーク(GW)。カレンダー上は4/29~5/1の3連休、5/3~5/5の3連休があり、最大10連休も。

さて、そんな2022年のゴールデンウィークは新月期と重なる為、星空の観測には適した連休となりそうです。

というわけで、個人的な備忘録を兼ねてゴールデンウィーク中の月齢、月の出入、天の川の見える時間等を纏めて行きたいと思います。(奈良県を基準に作成していますので地域によっては時間等がズレてくるのでご了承下さい)

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2022年ゴールデンウィークの月齢、月の出入

データは「国立天文台 各地のこよみ」より参照。

星空を観測しようとしても、明るい月が出ていると月明かりの影響により、星や天の川は見え辛くなります。

しかし、このゴールデンウィーク期間中の5/1が新月となります。この日は月の明かりがほぼ無いので、真っ暗な星空を見る事が出来ます。また、前後3日間もほぼ月明かりの影響はない為、4/28~5/4は月明かりの影響を考えなくても良さそうです。

5/5以降は多少月明かりが気になってきますが、月の入り(月が沈む)後は、月明かりの影響を気にしなくても良くなります。

天の川が見える時間

2022/5/1 日の入時刻から1時間30分後の20:11の星空。ちょうど夜空が暗くなり星も良く見えるようになる時間です。西の空、低いところに地平線に沈んでいくオリオン座等が見えると思います。

2022年 ゴールデンウィーク 星空 GW

上記から3時間32分後の23:43頃、東の空、低いところに夏の天の川が見え始めます。地平線が見渡せる場所や海辺の水平線が見える様な場所なら、何となく肉眼でも見え始めてきます。

2022年 ゴールデンウィーク 天の川

日の出時刻の1時間30分前の3:37。この時間あたりから少しずつ夜空が明るくなり始めます。
夏の天の川は南の空から頭上を駆け抜ける様に高く立ち昇っているため、肉眼でもよく見えると思います。

2022年 GW 天の川
画像は「ステラリウム」より引用。

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実際にGWに撮影した星空、天の川の写真

2019/5/3に星空を見に行ってきましたので、その様子を写真で紹介。

0:36。奈良県と三重県の県境にある大台ヶ原ドライブウェイにて愛車と撮影しました。少し薄雲のかかる夜でしたが、星空を十分楽しめました。

ゴールデンウィーク 星空 GW

夏の天の川は肉眼では白い薄雲の様に見えます。

写真ほどハッキリとは見えない為に落胆する声を聴くこともありますが、私は肉眼で見るほうが好きです。真っ暗な夜空に無数に輝く星、流れる天の川はとても神秘的。我々の住む地球が宇宙にある事を思い出させてくれます。また天の川のスケール感には毎度圧倒されます。写真以上の迫力があります。

1:16。東の空に高く昇り始める夏の天の川。

ゴールデンウィーク 天の川 GW

2:39。南の空に立ち昇る夏の天の川。

天の川 GW

この時間くらいになると、夏の大三角と天の川が頭上に見えます。

GW 星空

4:07 薄明の空に消えていく天の川。少し切ない時間です。

ゴールデンウィーク 星空観測

5:06。分厚い雲で覆われていますが太陽が昇ってきました。

星が広がっていた深夜の景色から朝になっていく様は、非日常から日常に戻っていくような寂しさや安心感があります。

ゴールデンウィーク 星空撮影

実際にGWに撮影した星空、天の川の動画

こちらは2021年5月4日、同じく大台ヶ原へ星空の観測に行ってきた様子をSONY a7SⅢで動画で撮影しました。写真よりは肉眼で見える景色に近いと思います。

参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】

→YouTubeでの視聴はこちら

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綺麗な星空・天の川を見る方法

綺麗な星空、天の川を見るには天候、場所が重要になってきます。

出掛ける際は事前に天候、雲量をGPV、SCWやWindy等でチェックしておくと良いです。精度はどれも割と高め。私は基本的にGPVを使いますが、微妙な時は見比べながら判断しています。

GPV気象予報

SCW

WINDY

場所選びについては、星空観測で有名な場所がオススメです。理由は他の人も居るので安心出来る、綺麗な星空が見れるからです。

ただし、有名な場所でも近年の都市開発の影響で夜空が明るく、星が見え辛くなっている場所も中にはあります。光害マップ等も参考程度に見ておくと良いかも知れません。観測値のValueが0.2程度で、周辺に明るい場所が無ければ十分綺麗な星空が見えると思います。

光害マップ(LightPollution Map)

※当ブログでは奈良県を中心に星空の撮影記録を記事にしています。

星空の撮影記録まとめ記事
奈良県 三重県 和歌山県 兵庫県 愛知県

その他、私が実践している細かい事は下記の記事にも記載しています。

参考記事:綺麗な星空で天の川を見る方法

2022年の撮影候補日を纏めています

2022年撮影候補日
1月 2月 3月 4月 5月 6月

寒さに注意

ゴールデンウィーク期間中、日中は夏の様な暑さの日もありますが、夜は冷えます。特に星空観測はじっと動かずに観測する(暗くて動けないというのもありますが)のでかなり冷えます。冬に着る様なジャケットを持っていても良いかも知れません。

ちなみに、上記の写真や動画で紹介している大台ヶ原の標高は約1,600mですが、真冬の服装でもちょうど良いくらいです。

GW 星空撮影

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最後に

2022年のゴールデンウィークは新月期と重なる為、星空観測が大変楽しみです。

さて、星空の撮影というと、今までは一眼カメラで三脚を構えて撮影している人が多数でした。しかし去年あたりからはスマホを使って星空を撮影している人を見かける事が増えてきました。

スマホで星空撮影出来るようになるとは、進歩したものです。

そんな事もあり、また新月期も重なるのでこのゴールデンウィークは例年以上に星空観測に訪れる方が多くなるのかなぁと予想しています。

夜は日中とは違い、危険なことも沢山ありますし、騒音等、気を付けたい事も沢山あります。安全に気を付けて星空観測を楽しんで下さい。