奈良県上北山村にある大台ケ原山は、毎年11月末か12月頭からドライブウェイが通行止めとなります。またビジターセンターやその他施設も閉鎖となります。
通行止めが解除されるのは、翌年の4月中旬となり、暫くの間ドライブウェイを車で登る事が出来ません。
「今年最後に大台ケ原の星空を見たい!でも、標高1,695mの高い山・・・この時期の気温や路面凍結も気になる・・・」
そこで、今回、大台ヶ原閉鎖の前日に訪れましたので、道路状況、混雑具合、気温やその他の注意点、そして、星空について記事にします。
※今回訪れたのは2019年12月1日(2019年12月2日から閉鎖)のAM1:00です。
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積雪・路面凍結は?
大台ケ原ドライブウェイの中腹あたりから、路肩に積雪があり、路面凍結も散見されました。場所によっては数十メートルも路面凍結が続く箇所もありました。
スタッドレスタイヤ(冬タイヤ)の装着、、チェーンは携行しましょう。また、路面凍結は、たとえスタッドレスタイヤ(冬タイヤ)を履いていても過信してはいけません。急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドル等、急のつく運転はしないようにしましょう。
また、駐車場内も凍結しています。歩く場合は転倒しないよう注意しましょう。
霧に注意!
ドライブウェイを走っていると霧が立ち込めました。
かなり濃い場所もあり、先が見えなくなることも・・・霧が発生すればフォグランプを点けるなど、無理のしない運転を心がけましょう。(この時期でなくても、割と霧は発生しますが・・・)
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動物も飛び出してくる!
こんな寒いのに、やっぱり動物は居ます。
キツネ、タヌキ、鹿など・・・カーブ先に道の真ん中に居たりもしますよ。
道路脇にいても直前で飛び出してきたり、予想外の動きをします。前方をしっかり確認しながら安全運転で登りましょう。
樹氷は出来ている?
大台ヶ原というと、厳冬期には樹氷に覆われ、真っ白な美しい景色を見る事が出来ます。
ドライブウェイを走っていますと、ほんの一部のエリアで枝先に氷が付いている程度で、まだまだといった様子でした。
ちなみに、聞いた話によると、この日の山頂(正木峠付近)でも、樹氷はなく、ほんの少し氷がついている程度しか確認出来なかったようです。
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夜の混雑具合
大台ケ原というと星空が綺麗なので、天体観測に訪れる方が多いです。(私もその一人です)
今回は月明かりも無く、雲一つない絶好の天体観測日和でしたのでそれなりに人が居ましたが、普段の大台ケ原の夜よりも少ない印象でした。やはり凍結などの懸念があるのでしょうか。
駐車場の埋まり具合は3割程度でしたので、何処でも停めれるような感じでした。
気温は?
AM1:00の駐車場での気温はマイナス2℃。
ただ、朝方にかけて猛烈に冷え込む可能性もありますし、風が吹けば更に体感温度は下がります。
また山頂付近ではかなり風が吹き込みます。風を凌げる場所も少ないため、登られる場合はしっかりと防寒準備をしましょう。(登山道も凍結している箇所があるとのことでした)
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トイレは使えるの?
大台ケ原駐車場にはトイレがあります。(登山ルート上にはありません)
もちろん、閉鎖前日もトイレは使用できました。また、蛇口の凍結防止の為、少し開けておく必要があるようです。
閉鎖前夜に見た大台ケ原の星空
2019年12月1日 時刻はAM1:00。
この時期は夏に見られる雄大な天の川は見れないですが、冬の星座を代表するオリオン座を始め、明るい星が沢山夜空に散りばめられ、豪華な星空を楽しめます。
そして、オリオン座の隣にある冬の大三角(ペテルギウス、シリウス、プロキオン)の間を淡い冬の天の川が、頭上を一直線に流れていました。
淡く薄っすらと流れる光の川。
月明かりもない、雲一つない、スッキリとした星空でした。
カメラはそこそこで片づけて、今年最後の大台ケ原の星空を満喫していました。
全天球カメラ(RICOH THETA S)でも、360度の星空を撮影してみました。頭上を流れる天の川を見る事が出来ます。(下記のClick to playをクリックすれば、閲覧出来ます)
大台ヶ原駐車場 – Spherical Image – RICOH THETA
まとめ
今回は閉鎖の前日に訪れましたが、11月ともなると、 標高1600mを超える大台ヶ原ドライブウェイでは路面凍結の心配がありますし、かなり冷え込みます。
冬タイヤに履き替える、チェーン携行や、しっかりとした防寒対策をし、準備万全で行きましょう。
素敵な星空に出会える事を願っています。
★本ブログでは奈良県各地の星空撮影記録を記事にしています。下記に纏めておりますので宜しければご覧ください。
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