友達3人と大台ヶ原へ星空・天の川を眺めに行ってきた(日出ヶ岳、正木峠)│2025年ゴールデンウィーク

友達3人と大台ヶ原へ星空・天の川を眺めに行ってきた(日出ヶ岳、正木峠)│2025年ゴールデンウィーク

2025年4月末、ゴールデンウィークに友達3人と大台ヶ原に登ってきました。

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大台ヶ原の星空・天の川

大台ヶ原駐車場に到着したのは22時頃。天の川が良い感じ昇ぼるのは1時過ぎくらいからですが、余裕を持って行動しようかと思い、少し早い到着。

気温は3度。風も強くかなり冷え込む。

毎年大台ヶ原はこんなものかな?数年前は0度を下回り、雪もちらついていたのでまだマシか。(ちなみにこの一週間前は10度くらいあり、かなり温かかったので少し面喰いましたが)

駐車場で天体望遠鏡を使いヘラクレス座の球状星団M13などを眼視、撮影してゆっくり過ごしていました。写真はM13。

M13 球状星団

そういえば、賞月観星XWA13mmというアイピースを買ったんです。
100度の視野があるアイピースです。よくある視野角50度くらいのアイピースでは、丸い筒を覗いている様な感じに対して、100度の視野は宇宙船の小さな窓から宇宙を見渡すイメージ。

なかなか体験しないと伝えるのは難しいのですが、とても楽しいアイピースです。もちろん星像もシャープ。視野が広いので、大きな天体でも収まりやすかったり、小さな天体でもその天体と周辺の星々もよく分かるので、見ていてとても楽しい。他の焦点距離も欲しくなってきます。

友達にもM13やM44(プレセペ星団)を覗かせてみましたが、好評でした。

0時過ぎ、肉眼ではほんの薄っすらしか見えないけど、天の川が昇ってきました。いよいよ山頂を目指して出発です。

2025年 4月 大台ヶ原

40分ほど登山道を歩き、日出ヶ岳・正木峠の分近点にある展望デッキに到着。天の川も肉眼でハッキリ見えるほど、よい感じに昇っていました。この日は空気も澄んでいたのか、いつも以上によく見えていた様に思います。

早速撮影の準備をする友達。彼はカメラ初心者で、星空撮影はこれで2回目なので、色々教えながら。とはいえ、基本さえ教えれば、あとは好きに撮影して楽しんでいました。

2025年 ゴールデンウィーク 大台ヶ原

3人で記念撮影。

大台ヶ原 ナイトハイク

しばらく休憩した後はいよいよ山頂展望台へ。

大台ヶ原 登山

5分ほど急な階段を昇ると到着。すでに沢山の人がいました。記念に展望台と撮影、と思ったけど赤いライトがほぼ常時照らされていたので諦め。人が多い所はしょーがないです。とはいえ、無暗に点けっぱなしは良くないと思いますが。

ちなみに、ライトの発光部にガムテープを1枚貼るだけでも程よく光量が抑えられます。2枚張ると、手元だけを照らせる光量になるので、ライトの扱いが気になる方は是非試してほしいです。

ちなみに、ふたつ上の友達写真、写っているライトには、ガムテープを1枚張ってあります。
参考記事:ガムテープ貼るだけ!ライトを減光する方法とその効果【星空撮影】

展望台で3人で記念撮影。

大台ヶ原 山頂 夜

さて、次は正木峠へ。10分ほど歩けば到着です。

やっぱり白い木道、良いですね!吹き飛ばされそうな風が吹いており、写真にブレが発生。何度も撮影しなおしました。

大台ヶ原 正木峠 夜

振り返ると北側の天の川も見えています。

大台ヶ原 正木峠 星空

この倒木、まだあった!

大台ヶ原 倒木

木道の先に見える北斗七星。

大台ヶ原 正木峠 星

そろそろ空も明るくなる頃、全周魚眼で記念撮影。

大台ヶ原 正木峠 天の川

今回の撮影で一番のお気に入りの写真です。ほぼ真上を向けて撮影。使用した全周魚眼レンズはAstrHori 6.5mm F2.0 Fish-Eye。最近購入です。APS-C用のものですが、フルサイズで使っています。2万円のお手軽価格ですが、開放では隅々まで星像が綺麗なワケでもないけど、まぁボチボチ使えるかなという印象。絞ればどうなるかな?また試してみたいです。

色々お遊び撮影にも使えるし、画角192度でその日の星空をマルっと撮影できるのは面白いです。

もちろん、動画も撮影しました。あとで思い出せるように、現地の暗さや天の川の見え方等を、実際に見ていた感じを再現しました。

星空の動画を作成する時、やはり肉眼での見え方に近づけたいとは思っているのですが、映像としての見やすさを考えて、いつも少し明るめに作っています。

しかし、今回は自分が実際に見た・感じた星空をできるだけ再現したいと思ったのです。(よく言われる「肉眼ではここまで見えないんでしょ?」に対して「いや、こんなもんすよ」って言いたい)

結果、映像としてはだいぶ暗くなりました。可能であればYouTubeに移動して、最高画質で、モニターを明るくしてご覧ください。

やはり、星空や天の川をリアルタイムの動画で撮影できるSONY α7SIIIを凄いと思います。自分にとって最高の相棒です。
参考記事:リアルタイム星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)撮影設定、使用機材など【星景動画】

ソニーストア

肉眼での印象を再現といっても、やはり人それぞれだと思います。少し前、肉眼ぽい星空動画の制作過程をXに掲載した所、製作途中の方が「肉眼ぽい」という意見を頂きました。見え方・感じ方は人それぞれなんだなぁと思います。そういう違いが、映像や写真の個性にもなっている様に思いました。

・・・再生環境の違いも、大きな要因かも知れませんが(私はキャリブレーションしたモニターで編集していますが・・・)

あとがき

4年ぶりの大台ヶ原 日出ヶ岳・正木峠となりました。

駐車場までは毎年何回も行っているのですが、数年前に熊出没情報があってからは、一人で登ることをやめました。今回、ゴールデンウィークに友達と都合がついたので、久々に昇ってきた次第です。

やっぱり、駐車場では車や施設から漏れる明かりがあり、星空に集中できないですが、日出ヶ岳・正木峠はほぼ何の光も無いため、一段と星空が綺麗に見える様な気がします。やっぱり良いものだなぁと思いました。

次回いつ登れるか分からないけど、また行きたいです。