2023年3月の星空・天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事に纏めます。(奈良県を基準に作成しています)
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2023年3月の天の川の方角と見え方
3月、夜明け前には「夏の天の川」が良い感じに昇ってくる時期。この時期から撮影を開始する方も多そう。私が夏の天の川を初めて撮影したのも3月でしたので、思い入れのある時期です。
2023年3月の新月(22日)の星空を見ていきます。空が暗くなる19:39の星空。冬の天の川や星々は西の空に大きく傾いています。
2:42、東の方角、水平線の上に天の川が浮かんできました。
空が明るくなり始める4:29の星空。天の川も程よい感じに立ち昇っています。
画像は「ステラリウム」より引用。
2023年3月の月の出入カレンダーと星空・天の川観測の候補日
星空や天の川を綺麗に見るには、月の出入りに気を付ける必要があります。下記に月の出入り時間をまとめました。(空が暗くなる、明るくなり始める時間帯は日の入、出時刻の1時間半前後を目安に)
データは「国立天文台 各地のこよみ」より参照。
2023年3月の満月は7日(21:40)、新月は22日(2:23)。
1~4日は、月が沈んでから(月の入後)、夜明けまで(空が明るくなり始めるのは4:55頃)。水平線から昇ってくる夏の天の川を狙いたい所。
5~9日は明るい月が一晩中出ているので、夏の天の川を狙うのは厳しそう。
10~18日は日没後の空が暗くなってから(19:39頃)、月の出までの時間。18日は月の出が3:58、昇り始めの赤い月と夏の天の川を狙うのも面白そう。
19~25日は、22日の新月の影響でほぼ月明かりを気にせず天体観測が出来そう。
26~31日は月が沈んで(月の入後)から、夜明けまで(空が明るくなり始めるのは4:19頃)。少しずつ夜明けの時間も早くなってきました。
※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しました。しかし月が出ていても月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用して撮影するのも面白いです。
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実際に3月に撮影した星空・天の川を紹介
実際に3月に撮影した星空・天の川を紹介します。
2022/3/27 20:25。夜景とシリウス。夜景に負けないほど、シリウスが明るく光っています。木の上にオリオンの三ツ星がちょうど見えます。
2020年3月23日 3:57 。焦点距離14mm(トリミングあり)。3月も後半の撮影。天の川も高く昇り始めてきています。
2020年3月23日 4:59。焦点距離14mm。上記写真の1時間後の撮影。天の川も薄っすらと朝の空に消えていきます。夜が明ける時間もだいぶ早くなってきます。
2019/3/8 5:12。焦点距離14mm。空が明るくなり始めています。
2022年3月に、天の川の見える景色を動画で撮影しました。
綺麗な星空・天の川を見る方法
天の川を見るには時間や月の出入以外にも天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
2023年の撮影候補日を纏めています
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