2025年9月の星空・天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事に纏めます。(奈良県を基準に作成しています)
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2025年9月の天の川の方角と見え方
9月になると、雄大な夏の天の川を見れる時間も少なくなり、代わりに明け方近くには淡い冬の天の川も昇ってきます。
2025年9月22日(新月)の天の川の見え方です。空が暗くなる19:24頃、南西の空に立ち昇る天の川。

0時には西の空へ大きく傾きく傾く天の川。天の川の濃い部分は地上に沈み、夏の大三角も低空にあります。

空が明るくなり始める4:14には、冬の星々が空に昇り、冬の淡い天の川が南東-北西にかけて流れます。

空が暗くなる頃(19:52)。南の空に立ち昇る天の川。
画像は「ステラリウム」より引用。
2025年9月の月の出入カレンダーと星空・天の川観測の候補日
星空や天の川を綺麗に見るには、月の出入りに気を付ける必要があります。下記に月の出入り時間をまとめました。月が空に昇っていなければ、新月以外でも月明りの影響はほぼありません。(空が暗くなる、明るくなり始める時間帯は日の入、出時刻の1時間半前後を目安に)

データは「国立天文台 各地のこよみ」より参照。
1~6日は、月の入り後から空が明るくなり始める4時頃まで。秋~冬の星々を中心に楽しみたいです。
11~18日は空が暗くなる19:40頃から月の出まで。日没後の雄大な夏の天の川を観察できるチャンスです。
19~25日は新月付近になるので、月明りの影響を気にせず一晩中星空を観察できそうです。
26~30日は、月が沈んでから空が明るくなり始める4時頃まで。
※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しました。しかし月が出ていても月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用して撮影するのも面白いです。
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実際に9月に撮影した星空・天の川を紹介
ダムと天の川。2019/9/15 19:25
18:57に満月(月齢15.7)が月の出。夜空が暗くなる前に月(しかも満月)が出ているという、とても微妙な時間に撮影しました。月明かりの影響を受けていますので月が無ければもっと濃く写っていたかも。この後月明かりで天の川が消えてしまいました。9月もまだまだ夏の天の川を撮影できます。

西に傾く夏の天の川と天文台。2020/9/21 20:52

北の空を流れる秋の天の川。2019/9/6 22:42

黄道光※と重なる冬の天の川。2019/9/10 4:04
※黄道光(こうどうこう)・・・天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯。日没後の西の空は1月~3月が見えやすく、夜明け前の東の空は9月~11月が見えやすい。

2024年9月、和歌山県の海辺でリアルタイムの動画で撮影した天の川(タイムラプスではありません)。打ち寄せる波を感じながら星空・天の川を見る時間が、とても大好きです。
肉眼で見たような印象で映像を仕上げています。音も環境音のみを使用。リアルな雰囲気を感じてください。
参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】
こんな感じで星空・天の川、流星群等を動画撮影しています。
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綺麗な星空・天の川を見る方法
天の川を見るには時間や月の出入以外にも天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
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