2025年10月の天の川の撮影候補日(見え方、方角、見える日など)

2025年10月の天の川の撮影候補日(見え方、方角、見える日など)

2025年10月の天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事にまとめます。(奈良県を基準に作成しています)

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2025年10月の天の川の方角と見え方

2025年10月の新月(21日)の星空です。

空が暗くなる18:45、南西の空に天の川。いよいよ、夏の天の川も見納めですね。

2025年10月 天の川

0時頃には天の川の濃い部分は西の空に沈み混んでしまいますが、秋らしい天の川が夜空を流れています。

2025年10月 星空

空が明るくなり始める3:37、高々と昇った冬の星々と天の川。

2025 october milkyway

画像は「ステラリウム」より引用。

2025年10月の月の出カレンダーと星空・天の川観測の候補日

星空や川を綺麗に見るには、月の出入りに気を付ける必要があります。下記に月の出入り時間をまとめました。(空が暗くなる、明るくなり始める時間帯は日の入、出時刻の1時間半前後を目安に)

2025年10月月の出入りカレンダー

データは「国立天文台 各地のこよみ」より奈良県のデータを参照。

1~5日は月の入後から空が明るくなる頃(4時半)までの間。

10~17日空が暗くなる頃(19時頃)から月の出までの間。

18~24日は新月の影響で、月明りを気にせず一晩中星空を楽しめそうです。21日はオリオン座流星群が極大(21時)となります。また明るくなっているレモン彗星(C/2025 A6)も、21日ごろから肉眼で見える可能性があり、期待したいですね。

25~31日は月の入後から空が明るくなる頃(4時半くらい)までの間。

※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しました。しかし月が出ていても月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用して撮影するのも面白いです。

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実際に10月に撮影した星空を紹介

2018/10/9 18:52。夏の天の川は良い感じに立ち昇っていますが、まだ完全に夜空が暗くなっていません。

10月 天の川

2018/10/8 19:47。

10月 星空

2018/10/21 4:51。黄道光※と冬の天の川が肉眼で見えていました。夜明け前になると冬の天の川の隣に天の川と同じ程度の明るさの光の筋がもう1本。「あれ?冬の天の川が2本になった?」っと驚きました。撮影時は黄道光という現象を知らなかったので。写真で表すのが難しかったですが、壮大で幻想的な光景でした。

※黄道光(こうどうこう)・・・天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯。日没後の西の空は1月~3月が見えやすく、夜明け前の東の空は9月~11月が見えやすい。

10月 黄道光 

2018/10/21 4:53。先ほどの写真のさらに上空分を撮影したもの。オリオン座の隣で冬の天の川と黄道光が重なっています。

10月 黄道光 天の川

2024年10月に撮影した星空の動画です。タイムラプスではない、リアルタイム動画です。BGMを使用せず、現地の音だけを使用しているので、実際の星空の雰囲気を感じて頂ければと思います。

参考記事:星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)使用機材など【星景動画】

こんな感じで星空・天の川、流星群等を動画撮影しています。
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綺麗な星空・天の川を見る方法

天の川を見るには時間や月の出入以外にも天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
参考記事:綺麗な星空で天の川を見る方法

2025年撮影候補日
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