もうじき梅雨入りということで、この気持ちの良い季節に何処かお出かけしようと思い、和歌山県の友ヶ島へ行って参りました。
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和歌山県友ヶ島(ともがしま)について
瀬戸内海国立公園の友ヶ島は、第二次世界大戦時に作られた対艦砲台の遺跡が残る場所です。また、一度も使用された事は無かったそうです。
赤レンガで作られた砲台跡は、一部は崩壊し立ち入りが禁止されている場所もありますが、まだ美しく、しっかりと現存している遺跡もあります。
また、遺跡に自然が侵食しているその様子から、ジブリ映画の「天空の城ラピュタ」に登場するラピュタに似ていると言われています。
和歌山県 友ヶ島の場所
友ヶ島自体は下記の場所になります。ちょうど、和歌山と淡路島の間ですね。
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友ヶ島へ行くには?
友ヶ島へ向かうには、和歌山県加太にある、フェリー乗り場から向かいます。片道20分程度です。
フェリー乗り場について(場所、料金、駐車場など)
友ヶ島汽船(株)が運営しているフェリーで、通常一日4便程度(猛半期は臨時便が出る)ですので、計画的に乗船しましょう。特に予約等は必要なく、乗り場でチケットを購入します。(一人往復2,000円)
運休日もありますので、注意が必要です。
事前にフェリーの時間、運休日を調べてから行きましょう
また、車で来られた場合、それなりに広い駐車場はありますが、駐車料金700円が必要になります。
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友ヶ島探索に適した服装や必要なもの
・肌の露出は控える(長袖、長ズボンなど)
・しっかりとした靴
・虫よけスプレー
・懐中電灯
・飲み物
肌の露出は控える(長袖、長ズボンなど)
未舗装の道を歩いたり、また草木の生い茂るような場所も通ります。また、 転倒されている方もチラホラ見かけましたので、 長袖長ズボンなどにより、肌の露出を控え守った方が良いです。また、虫も多いので、虫刺され対策にも肌の露出は控えた方が良いと思います。
しっかりとした靴
上記していますが、大変足場の悪い場所を歩きます。ほとんどの場所が未舗装のため、石などが転がっておりサンダル等では足を怪我する恐れがあります。しっかりとした靴を履いてくることをオススメします。
虫よけスプレー
こちらも、気にある様であれば持参する方が良いでしょう。私は使いませんでしたが、やはり虫が気になりました。
懐中電灯
各所にある砲台跡を探索するには、懐中電灯は必須となります。(電灯等は一切なく、また光も全く入らない為、暗闇です)
砲台跡を目指す方は必ず持参するようにしましょう。
飲み物
友ヶ島にも海の家があり、飲み物を変えますが、砲台跡等を巡る際は以外と距離があり、坂道もありますので結構辛いです。飲み物は必ず携行しましょう。
友ヶ島を写真を交えて紹介します
加太港フェリー乗り場
こちらが駐車場からフェリー乗り場へ向かう道。さっそくの難所です。結構細いリスキーな道を歩きます。遠回りすれば安全な道で向かう事が出来ます。
野奈浦桟橋(のなうらさんばし)
フェリーの発着場所です。ここから友ヶ島探索が始まります。
海の家(うみのや)
ファンキーな音楽が流れる宿泊施設です。要予約ですがBBQも楽しめます。食事もあるそうですよ。
第二砲台跡(だいにほうだいあと)
老朽化が激しく、崩壊しており立ち地理は禁止されていますが、海岸線と砲台跡を眺める事が出来る場所です。
友ヶ島灯台(ともがしまとうだい)
現在も稼働している友ヶ島灯台です。レトロな建物になっています。
第一砲台跡(だいいちほうだいあと)
先程の灯台の裏側近くにある場所です。立ち入り禁止場所がありますが、割と広いです。
自撮りで遊んでみました。
小さな花が咲いていました。周りに同じような花は咲いておらず、ここだけでした。不思議です。
旧海軍聴音所跡(きゅうかいぐんちょうおんしょあと)
少し離れた所にあるため、向かうのが少し大変です。砲台跡のように大きな建物ではありません。ここは落書きなどが目立ちます。
砲台跡の雰囲気とは違い、少しだけ生活感を感じる事が出来ます。ほんの少し、怖い雰囲気がありました。
小展望台(しょうてんぼうだい)
タカノス山展望台へ向かう途中に小展望台があります。独特なモニュメントになっています。
タカノス山展望台 (たかのすやまてんぼうだい)
展望台からの風景です。右下当たりに、先ほどの灯台が少し見えますね。ここは広場になっています。
第三砲台跡(だいさんほうだいあと)
友ヶ島最大規模の砲台跡です。4つの砲座が残っており、弾薬庫などの比較的綺麗に、しっかりと現存しています。
まず一目の砲座後。水が溜まり、池のようになっています。
4つの砲座後はトンネルで連結されており、トンネルを潜って次砲座へ向かいます。
二つ目の砲座です。こちらも植物が侵食しており、緑の庭のようになっています。こちらは池にはなっていません。
三つ目の砲座後です。こちらはスッキリとした印象があります。
4つ目、最後の砲座です。こちらは植物の侵食が激しいです。これにて行き止まりになっていますので、後戻りします。
各トンネルには横へ続く通路があり、そちらを通り、弾薬庫へ向かいます。真っ暗ですので、懐中電灯は必須です。
こちらが第三砲台弾薬庫になります。立派です。もちろん、中に入る事も出来ます。
それぞれ部屋が仕切られていますが、中では連結しています。
見上げると、緑が眩しいです。
駐とん将兵が生活した宿舎
第三砲台のすぐ隣にあります。奥に見える建物が宿舎であり、右側に見える細い窓は、ここに侵入してくる敵を銃で撃つための窓だそうです。少し想像すると、怖いですね。
中は荒れていますが、日本家屋のようになっています。
南垂水キャンプ場(みたみたるみきゃんぷじょう)
広々したキャンプ場です。この背後には海岸が広がり、見晴らしが良い場所です。
さび付いたポンプがあります。動かせば、水が出るのでしょうか?
その他
岩が木に挟まっています・・・どういう状況でしょうか。
リス?が居ます。近寄ると逃げますが、そこまで警戒心は高い印象はありません。結構うるさい鳴き声です。
海岸にはフナ虫がビッシリと居ます・・・・苦手な方はアップで見ない様に!
特に何もない風景ですが、こんな山道がずっと続きます。歩きやすい恰好が望ましいです。
如何でしたでしょうか。
友ヶ島は非常に見ごたえのあり、フォトジェニックな場所です。
私は戦争を知りません。しかし、ここに残る遺跡が、戦争があったことを証明しており、その歴史をしっかりと受け止めなければ行けない気持ちになります。
ただただ、フォトジェニックな場所ですませてはいけません。残念ながらゴミが捨てられていたり、マナーの悪さも垣間見えます。
自然を守り、ゴミは必ず持ち帰る等、最低限のマナーは守りましょう。
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動画での紹介
今回使用した機材
CANON EOS5DmarkⅣ
CANON EOS6D
CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM
SIGMA 24-35mm F2 DG HSM ART
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART
Carl Zeiss PLANAR F1.4 50mm
ほとんどCarl Zeiss PLANAR F1.4 50mmで撮影を行い、広角側は、最初はSIGMA 24-35mm F2 DG HSM ARTで第三砲台跡からはSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTに切り替えています。CANON EF70-200mm F2.8L IS III USMは動画撮影など、別用途で多用しています。
全体的にWBを曇りにして撮影、少し赤茶けた写真にしています。
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