深夜のみさと天文台で天の川を撮影しました

深夜のみさと天文台で天の川を撮影しました

和歌山県海草郡紀美野町にある深夜のみさと天文台へ星空・天の川の撮影に行きましたので、撮影記録をこの記事に書きたいと思います。

現在(2021/6/1)、新型コロナウイルス感染症対策として夜間の入場についても予約制となっているようです。行かれる際は必ず公式ホームページにて最新の情報をご確認下さい。

みさと天文台 公式ホームページ

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みさと天文台について

みさと天文台は和歌山県美野町にある天文台です。標高約400mです。

1987年、当時の美里町※は環境庁による「星空の町コンテスト」にて、日本で星空の綺麗な町として選定された事をきっかけに、「みさと天文台」を建設、1995年7月7日に開設されました。

星空ツアーなどのイベントも行われております。
また、星空撮影(星景写真)でも非常に人気のあるスポットで、とくに電波望遠鏡と星空・天の川のコラボレーションの写真はInstagram(インスタ)でもよく目にします。

※2006年(平成18年)1月1日 美里町は野上町と合併し紀美野町となりました。「みさと」の名前の由来は当時の町の名前だったのですね。

みさと天文台へのアクセス

みさと天文台周辺からは山道となり道幅がかなり狭くなります。しかし、一方通行の案内がされていましたので対向車などはそこまで心配する必要はありません。

駐車場は車のヘッドライトの影響を考慮し、少し離れた所にあります。割と広い駐車場です。また、駐車場から天文台までは真っ暗な坂道を上る必要があります。足元を照らすライトは必須となります。

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みさと天文台の夜空の暗さ

光害マップで見ますと、数値は0.35。星空の観測には問題のない暗さである事が分かります。

実際に見ても、宝石をばらまいたかのような綺麗な星を見る事ができます。もちろん、夜空に流れる淡い天の川もバッチリと肉眼で見る事が出来ます。

トイレも天文台から少し離れた所にあり。

みさと天文台の混雑具合

平日の深夜でも一人や二人いる事があるそうです。私が訪れた休日の深夜では30名以上は居られ、非常に人気がある星空撮影スポットである事が伺えました。

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みさと天文台で撮影した写真などを紹介

今回は全て14mmで撮影していますが敷地が狭い為、色々映りこんでしまいます。

みさと天文台の星空
SAMYANG 14mm F2.8

14mmでは、電波望遠鏡と星空だけを切り取るのは難しいですね。ちなみに、電波望遠鏡が赤くみえるのは、誰かの赤色LEDです。かなり人が密集しておりましたので、頻繁に赤色LEDが照射されていました。

赤色LEDの使用はマナー、という風に言われますが、写真にはかなり写り込みますので、赤色LEDだから問題はない、ではなくて、やはり扱いには注意が必要です。

電波望遠鏡と天の川
SAMYANG 14mm F2.8


下記の写真はトリミングしています

みさと天文台の天の川
SAMYANG 14mm F2.8


そして薄明、真っ暗での撮影とは違う空の色味が綺麗です。

夜のみさと天文台
SAMYANG 14mm F2.8

こちらはサブのE-PL6で撮影した星の軌跡です。比較明合成を行っています。

星の塔と星空
E-PL6 + SAMYANG 12MM F2.0

こちらは2019年9月8日に再訪問して撮影。カメラの準備をして撮影しようとすると雲が出てきてしまいました。カメラには雲が映っていますが、綺麗な星空を見る事が出来ました。

みさと天文台の星空
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART
電波望遠鏡と星空
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART

敷地に建てられていた柱が、撤去されたようです。たしかに、電波望遠鏡を撮影しようとすると、柱も映りこんでしまったんですよねぇ。撤去された本当の理由は分かりませんが、かなりスッキリしました。

みさと天文台の電波望遠鏡
SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART

まとめ

美しい星空と天の川を肉眼で見る事の出来る「みさと天文台」。


やはり、電波望遠鏡と星空・天の川の相性は抜群です。駐車場の場所など、周囲の明かり対策もしっかりしているので、人気スポットになる理由が良く分かります。

現在(2021/6/1)、新型コロナウイルス感染症対策として夜間の入場についても予約制となっているようです。行かれる際は必ず公式ホームページにて最新の情報をご確認下さい。

みさと天文台 公式ホームページ