重たいレンズをカメラに装着すると、重心のバランスがとても悪くなります。
これが原因で、油断した瞬間に雲台が倒れ込んでしまい、三脚とカメラとレンズがガッコン!・・・皆さん、一度は経験があるのではないでしょうか?
精神的にもヘコみますし、レンズへのダメージが心配ですよね。
望遠レンズなどには三脚座が付いており、重心のバランスは取れますが、三脚座が無いレンズでは、そうはいきません。
そこでスライドプレートを使い、重心バランスをとることにしました。
今回選んだのはMENGS DR-140です。
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MENGS DR-140を選んだ理由
・比較的安価である
・過去MENGSの製品(クイックリリースやL字プレート)を利用し、非常に使いやすかった為
また、DR-200という長さ230mmのDR-140より少し長いモデルもあります。大は小を兼ねる、と言いますが、出来るだけコンパクトにしたかったので、DR-140の方を選定しました。
MENGS DR-140の使用感
期待していた通りの作りで、安心しました。
クランプの部分も以前から使っているMENGSの クイックリリースクランプ (DE-38)と差は感じられません。
裏面はこんな感じになっています。プレートが滑落するのを防止する為のビスが両端に2本あります。使用上邪魔であれば取り外す事も出来ます。
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MENGS DR-140で重心バランスを改善
まずはCANON EOS5DmarkⅣにSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTを取り付け、そのまま三脚に取り付けた写真です。
このSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTは重量が 1,150g もあり、かなり重たい。この状態ですと、かなり前側に重量が掛かっており、バランスが悪い状態になっています。
例えば、雲台を緩めた瞬間に前に倒れこんだり、また微妙にボールの位置を調整する時に操作がし難いです。
そして、今回のスライドプレート(MENGS DR-140)を使います。
そして、カメラを取り付けてみました。下記の位置でちょうどバランスがとれている様です。
縦構図はこんな感じで。L字プレートを装着しているので、縦構図もバランスが良さそうです。
→MENGSアルカスイスL字プレートを導入したら三脚での撮影が凄く楽になった話 を読む
ちなみに、この状態で倒れ込んだとしても、三脚の足には干渉しないようです。
MENGS DR-140を実際使っていて思ったこと
倒れ込みは無くなった
購入後、それなりに使っていますが、ガッコンと倒れ込む事は無くなりました。というか、そもそもそんなに頻発していたわけではないのですが・・・しかし、明らかに重心のバランスが取れている感じはあるので、雲台の操作もしやすいですし、使用していて安心感がありますね。
ブレは特に感じない
気になっていたのは、パーツが増える事によるブレでした。主に広角レンズで使用していますが、ブレは特に気にならなかったです。
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被写体との距離調整にも便利
今回は重心バランスの改善の為に導入しましたが、パノラマ撮影で視差を無くす為に必須だったりしますし、プレートをスライドさせて、レンズと被写体の距離を微調整するのにも使えます。マクロ撮影等では重宝しそうですね。
まとめ
今回はMENGS DR-140 スライドプレートをカメラの重心のバランスをとる為に導入しました。値段は安いですが、なかなかしっかりしている製品ですのでオススメです。
重心バランスの改善のためでしたが、目的通りの使い方が出来て良かったです。もっと早く導入すべきでした。
これでレンズと三脚がガッコン!とぶち当たる事故は減るかも知れませんが、基本は三脚、雲台をしっかりと取り扱う事だと思いますので、油断しないようにしていきたいと思います。
ちなみに、現在AMAZONではDR-140は在庫切れで更に短いDR-100か、更に長いDR-200しかない様です。
類似製品としてはこんなのもあるようですが・・・。
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