ガムテープ貼るだけ!ライトを減光する方法とその効果【星空撮影】

ガムテープ貼るだけ!ライトを減光する方法とその効果【星空撮影】

星空観測や撮影の現場で、ライトの取り扱いに困った経験はないでしょうか?

移動や安全確認にはライトが必要ですが、そこまで明るくなくても良い場合と思える場面もあります。ほんの少しだけ手元だけを照らしたい時とか・・・。

調光できる専用のライトもありますが、私はガムテープを貼って減光しています。どれほどの減光効果があるかを紹介します。

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ガムテープを貼ってライトを減光

取り扱いに気を遣うけれど、必要なライト関係・・・どうにか減光する方法はないかと考えて思いついたのが、「紙ガムテープを貼る」という方法。

なんかチープ感が漂っていますが・・・。
ライトを点けるとこんな感じ。

どちらも同じ白色LEDですが、ガムテームを貼る枚数が違うので、明るさが違います。※重ねる枚数が多いほど、減光効果は強くなります。

私の場合は、ガムテープを貼る枚数を変えて、2種類のライトを使用しています。(移動用、手元確認用)


右側のヘッドライト:ガムテープ1枚貼り

移動時に使用。状況に応じてガムテープを貼ったり剥したりします。ライトの強さにもよりますがガムテームを一枚貼ると、2,3m先を仄かに照らす程度にまで減光します。個人的には、歩くだけならこれで十分です。ちなみに、この状態でさらに手のひらで覆う事で足元以外の余計な部分にまで光が出ない様にしています。


左側のネックライト:ガムテープ2枚貼り

手元確認用。邪魔にならないよう、操作もON、OFFのみでシンプルかつコンパクトなパナソニックのネックライト(BF-AF10)を使用しています。

ガムテープを2枚貼ると、周囲を照らす事が出来ない程暗くなります。ライトを近づけたその周辺だけ照らされるので主に手元確認用です。30~40cm先が限度かな・・・?

このネックライトが結構優秀。基本的には首からぶら下げるのですが、柔らかくグリップ感のある素材で出来ている為、三脚やジンバルなど、色んなものに巻き付ける事も出来ます。

ガムテームによる減光の効果を比較


それでは、ガムテープの減光効果を見ていきます。


まず、ライトをつけずに撮影した写真です。
(F2.8 SS4sec ISO1600)


次に、ガムテープをつけていない通常の白色LEDライトです。

凄く強い明かりですね。

では、ガムテープを一枚貼って、同じ条件で撮影してみます。

かなり減光されているのが分かります。通常の白色LEDよりは不自然さはないと思います。「だから照らしてOK!」って話ではないです。マシになるってだけです。


次にガムテープを2枚貼ったネックライト。

もはや最初の写真と何が違うのか分かりません。

カメラの前を歩いてみた

ガムテープ二枚貼りの明るさがよくわからなかったので、カメラの前で照らしてみました。

まずは赤色LED。

ガムテープを2枚貼ったネックライトを使い、上記写真と同じ様に撮影してみました。

赤色LEDに比べるとずいぶんマシです。ちょっと手元確認したい時に赤色LEDを付けるより、ガムテーム2枚張りの方が周囲への影響は圧倒的に少ないですね。しかし光跡は残るし、足元も若干照らされてはいるので影響なしではありませんが・・・。(ここまで光が絞られていると、ライトペインティングも出来そうですね・・・)

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天体観測用ライトといえば・・・

総合光学機器メーカー 株式会社ビクセンより、天体観測用ライトSG-L02が発売されています。

こちらは光量が調節出来る電球色、赤色LED搭載のライトです。


なかなか素晴らしいライトですが、高価ですし、とりあえず私はガムテープライトの2個持ちで満足しているので、こちらの購入は保留中。いずれは購入するかと思います。

ライトの明るさが気になるなら是非

星空撮影のマナーは色々と意見や考え方があると思います。また事故を起こさない為にも安全確認は必要です。

もし、あなたが星空撮影でライトの明るさが気になるのであれば、紙ガムテープを1枚貼るだけでかなり効果はあります。是非お試しを。(ライトやガムテープの種類、個人の感覚によっても効果や見え方は変わると思うので、そこは適宜対応ください)

ライトを暗くしてしまう事なので、事前にしっかり安全に使用できるかを確認し、自己責任でお試し下さい。