2021年1月2日と3日に、夕方のレナード彗星(C/2021 A1)を撮影に行きましたので撮影記録を書いていきます。
ちなみに3日は近日点(太陽に最も近づく)でした。
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3日の夕方のレナード彗星の位置
こちらは3日の18:14、焦点距離24mmで撮影した写真。レナード彗星は東屋の横位にあります。少し分かり辛いですが。ちなみに中央右斜め上当たりの明るい星は木星。
撮影した写真を紹介
紹介する写真は全て1枚撮り。スタックや別撮りの合成はしていません。カメラはSONY a7SⅢ。
まずは2日の写真から。
17:56。F2.8 1/2sec ISO4000、200mm(CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM)
ようやく写真に写りだしました。
18:05。F2.8 2sec ISO5000,120mm(CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM)
18:16。F2.8 15sec ISO1600、200mm(CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM)
ポータブル赤道儀(SLIK ECH-630)にて追尾。しかし、手振れ補正が入っていたのでかなり乱れていますが、長い尾が見えています。
少し強調してみました。長い尾が浮かび上がってきました。
18:25。F1.4 10sec ISO3200。85mm(SIGMA 85mm F1.4 DG HSM ART)ポータブル赤道儀 (SLIK ECH-630) で追尾。
18:33。F1.4 5sec ISO6400 85mm(SIGMA 85mm F1.4 DG HSM ART)追尾なし。水平線に沈んて行くレナード彗星。この後十数分程で彗星は見えなくなりました。
続いて3日に撮影した写真。この日は近日点。雲は少なかったものの、霞が酷く尾も少ししか映らず。また比較的早い段階で見えなくなりました。
18:24。F1.4 4sec ISO2500。85mm(SIGMA 85mm F1.4 DG HSM ART)追尾なし、トリミングあり。自撮りです。
一期一会。
地球を離れ、もう会う事のないレナード彗星との一期一会の出会いを表現したかった。
この構図を思いついたのは2日の撮影を終えてから。この一枚を撮影する為だけに二日続けてやってきました。
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レナード彗星撮影の様子を動画に纏めました
レナード彗星撮影の様子を動画に纏めました。
撮影の雰囲気などが何となく伝わればと思います。
過去のレナード彗星撮影を振り返る
こちらは初めてのレナード彗星撮影。明け方の東の空、アークトゥルス付近にいました。2020年のネオワイズ彗星が全く晴れず、思うように撮影出来なったのでまともに彗星を撮影したのはこれが初めて。大興奮でした。この時はまだ尾はそこまで長くなさそうです。
2021/12/5 4:41 200mmで撮影。
こちらは二回目のレナード彗星撮影。ふたご座流星群極大3日前でした。
2021/12/11 4:56。140mm
こちらは同日に撮影した流れ星とレナード彗星の動画です。
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まとめ
レナード彗星は2022年1月3日に近日点(太陽に最も近づく)を通過し、そのあとは二度と戻ってくる事はありません。
実は夕方のレナード彗星撮影を何度かチャレンジしていましたが、悪天候等により失敗が続いていました。
今回、ようやく再会。そして一期一会、もう会う事は無いのかもしれません。
アプリを見ていても撮影がいよいよ厳しい感じなので、これが最後の撮影かも。
撮影失敗も続き悔しい思いもありましたが、興奮と感動を有難う、レナード彗星。
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