光害カットフィルター、Kenko スターリーナイトを使用して星空を撮影したので紹介します。
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光害地での星空・天の川撮影と効果
やや光害のある場所で星空を撮影。まずはJPEG撮ったままの比較。スターリーナイトは1/3絞り分の減光がありますが、同じ撮影で設定しています。
SONY α7SIII+SONY FE 24mm F1.4 GM
SS 8sec、ISO4000、F1.4、WB太陽光
上記の写真のRAWファイルを用いて、同じ雰囲気に調整しました。
分かりやすく効果が出ている感じではありませんが、よく見るとスターリーナイトを使用した写真では、天の川が全体的にマゼンタっぽくなり、若干濃く写っている様に思います。
こちらは光害の影響も少ない場所、85mmレンズで天の川の中心部分を撮影しました。
SONY α7SIII+SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art
SS 30sec、ISO6400、F2.8
こちらでも、天の川が若干濃く、赤い星雲も赤さが増している様に思います。
赤い星雲(干潟星雲)の部分を拡大してみました。
まとめ
劇的に効果があるという感じではないですが、光害地で少しでも天の川を濃く写したいなら、Kenko スターリーナイトを使用すれば良い結果になりそうです。
これとは別に、ソフトフィルターとスターリナイトを組み合わせた「Kenko スターリーナイトプロソフトン」が販売しています。ソフトフィルターと光害カットフィルターを二枚重ねると、レンズによってはケラレ(写真周辺にフィルターが黒く写りこんでしまう)が発生する可能性あり。こちらだとフィルター1枚なので、ケラレを避ける事が出来ます。
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あとがき
光害カットフィルターはKani LPRFを使用してきましたが、光害のある夜景と星空の撮影では役に立っていました。(下の写真はkani LPRFとNISHI ハーフNDフィルターを使用して撮影)
参考記事:夜景と星空を撮影!光害カット&ハーフNDフィルターの効果は?
しかし角形フィルターの為、気軽に使える円形フィルターも欲しいと思い、折角なら別の種類の光害カットフィルターを導入しようと思い、Kenko スターリナイトを購入しました。
Kani LPRFと比較したワケではありませんが、使用感の傾向としてはだいたい同じ感じで、期待通りの性能でした。光害のある場所以外でも、星雲が少し赤く写ることを期待して、天体写真にも使って行こうと考えています(下の写真はKenkoスターリーナイトを使用して撮影した干潟星雲)。
まぁ、理想は光害のない場所での撮影です。しかし、あえて光害地で撮影する事もあれば、色々な事情で仕方なく光害地で撮影する事も良くあること。そんな時に少しでも良い結果が残せればと思うので、光害カットフィルターは有用なのかなぁと考えます。
ちなみに、スターリーナイト プロソフトンを購入しなかったのは、ソフトフィルターを使用しない場合もある事と、クリップタイプのソフトフィルターを使用している為、ソフトフィルターを使用してもケラレの発生の心配がなかったからです。
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