KANIの光害カットフィルターLPRFを星空撮影に使用した感想【レビュー】

KANIの光害カットフィルターLPRFを星空撮影に使用した感想【レビュー】

KANIから発売されている光害カットフィルターLPRF( Light Pollution Reduction Filter )を購入しました。


購入理由や使用した感想などを記事にします

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光害カットフィルターって何?

都会の照明の光源、ナチリウムランプ、水銀燈の光色による影響をカット出来るフィルターです。

光害のある場所で星空撮影を行うと、夜空が黄色やオレンジっぽい写真になります(色カブリ)。そういった色カブリを低減させて、スッキリした星空を撮影する事が出来るのが、光害カットフィルターです。

KANI LPRFの購入理由

公害のある場所での星空を撮影をする機会が多く、そういった場所ではNiSi Soft nano GND(32)を利用し、明るい部分を減光させて撮影していました。

それだけでもかなりの効果があったのですが、やはり、夜空の色カブリが気になりますし、後でRAW現像で処理をするのも大変なので、色カブリを低減させたいと思ったのが購入理由です。


また、主に使用するのはSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTであり、すでにKANIの角フィルターホルダー(150mm用)を持っている事から、150mm角型のKANI LPRF Light Pollution Reduction Filterを購入しました。

ケンコーのスターリーナイトと悩んだ

光害カットフィルターというと、最初に知ったのはケンコーのスターリーナイトでした。知り合い数名もスターリーナイトを使用しており、その効果を絶賛していました。

しかし、スターリナイト150mm角は、KANI LPRF Light Pollution Reduction Filterと比べても高価であり、購入を躊躇ってしまいました。

スターリーナイト、LPRFの効果を調べていますと、そこまで大きな差が無いようでしたので、KANI LPRFを選定しました。

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KANI LPRFの開封

お馴染み、ペンギンのマークの黒い箱です。高級感があります。

KANI LPRF Light Pollution Reduction Filter


中はしっかりと梱包されていました。

KANI LPRF Light Pollution Reduction Filter


ソフトケースに紙に包まれた角型フィルターが入っていました。

KANI LPRF Light Pollution Reduction Filter

フィルターは青みのある透明なフィルターです。
ガラスで出来ており、なんとドイツ製で割れにくい設計だそうです。

KANI LPRFを星空撮影に使ってみた


下記写真は、効果が分かりやすいようにすべてJPEG撮って出しです。使用機材はカメラCANON EOS5DmarkⅣ、SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTです。

LPRF使用例①

星空の撮影する方向の真下には外灯の明かりがあり、かなり厄介な場所です。

LPRFなし

ISO2000 F2.8 SS20秒 4100k(AWB)

星空


LPRFあり

ISO2000 F2.8 SS20秒 3050k(AWB)

KANI LPRFで撮影した星空
AWBで撮影(色温度3050k)

かなり暗い写真になりました。1段ほど暗くなっているようです。AWB(オートホワイトバランス)で撮影すると、色温度がかなり変わりました。

LPRF使用例②



こちらは夜景と星空の撮影です。

LPRFなし

ISO1600 F2.8 SS15秒  4250k(AWB)



LPRFあり

ISO1600 F2.8 SS15秒  5700k (AWB)

使用例①の時、AWBで撮影すると色温度は小さくなりましたが、こちらは大きくなりました。 夜景の色カブリを抑えてスッキリとした星空になりました。

LPRF使用例③

もう一つ、夜景の綺麗な、光害のある場所での撮影です。こちらは色温度は4450kで固定。LPRF使用時はISOを一段上げて明るさを揃えました。

LPRFなし
ISO800 F2.8 SS25秒 色温度4450k

LPRFあり
ISO1600 F2.8 SS25秒 色温度4450k

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KANI LPRFを使用した感想

RAW現像が楽になった

普段はadobeのLightroomで軽く現像するだけでしたが、それでもかなり現像が楽になりました。

光害のある所での撮影は、色かぶりを修正するのに少し時間が掛かる事がありましたが、露出、ハイライト、シャドウを少し弄るだけで良い具合になることが多くなりました。

というか、JPEG撮って出しでもキチンと設定すれば割と良い具合になります。(下記の写真はハーフNDフィルター(NiSi Soft nano GND(32))も併用していますが、光害の強い場所でもかなり良い具合に撮影できました・・・もう少し明るめに撮影した方が良さげでしたが汗)

AWBで撮影する方が良い?

KANI LPRFの使用方法には撮影時のホワイトバランスについては特に記載がありませんでしたが、使用例②のAWBでの撮影結果を見ると自然な感じに仕上がっていますので AWB で良さそうな印象があります。

また、ケンコーのスターリーナイトについては AWB で効果が出る、と記載されていましたので、LPRFもAWBで良いかも知れません。もう少し試していこうと思います。

LPRFを使うことで1段分ほど暗くなる

使用例③で1段明るくして撮影すると、未使用の時とほぼ同じ明るさになりました。つまり、1段ほど暗くなるようです。

星空撮影において1段、というと結構大きい差のようにおもいますが、光害のある様な場所では極端に明るい設定で撮影する事はないので、1段分暗くなってもそこまで致命的ではないかなぁと思っています。

KANI LPRFのまとめ

光害のある場所での撮影は、後処理が大変だったり、かなり厳しい撮影結果になりがちですが、KANI LPRFを使えば光害のある場所でも積極的に撮影していけるのではないかと思っています。

個人的に、光害のある場所での撮影が多いので、この効果はありがたいなぁと思いました。



また、星空だけでなく、夜景などでも効果を発揮するということで、これから色々な場所で使用していくのが楽しみです。

まだまだ使用回数は少ないため、これからも使用を続けて、気づいたことがあれば記事にしていきたいと思います。


今回紹介したのはこちら


丸形のレンズフィルターもあるようです。お値段もお求めやすく、良いですね。

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