星景写真や天体観測の場所として有名ではない場所ですが、とても星空が綺麗な場所です。この記事では、果無集落から見える天の川、星空について紹介します。
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果無集落に行ってきました
2019年5月25日、深夜0時前には月が出るという日でしたが、撮影に行ってきました 。
月と言っても、月齢19.2の半月気味なので、満月ほどの影響はないですが・・・。
月が出れば、綺麗な天の川の撮影は出来ませんが、月で照らされた地表を生かして、軌跡の写真でも撮ろうかと思い、夜の果無集落に向かいます。
奈良県十津川村 果無集落(はてなししゅうらく)について
奈良県の十津川村にある果無集落は、ユネスコの世界遺産に登録されている 熊野参詣道 小辺路(こへち)という道が通る集落です。入り口のは世界遺産石碑も立っています。 朝日新聞社と森林文化協会によるにほんの里100選公式サイト でも紹介されています。
ちなみに、 熊野参詣道小辺路とは、 高野山金剛院から熊野本宮大社までの全長72kmの聖なる祈りの道です。
星景写真の撮影としては少し狭く、天の川の撮影は難しい印象はあります。
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果無集落の場所
果無集落の空の暗さ
光害マップです。ちょうど吹き出し付近が果無集落となりますが、見ての通り、真っ暗ですね。北の空は明るいです。
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駐車場・トイレ
果無集落の駐車場は4台分あります。そこから集落まで徒歩5分程度です。また、駐車場の近くにはトイレも設置されています。駐車場までの道も大変狭いですが、駐車場より先の果無集落周辺は車を停めるスペースすら無いため必ずここで止めてください。
果無集落で撮影した星景写真の紹介
周りは街灯も一切ない為、真っ暗で静かな集落です。
夜空も真っ暗なので、星も天の川もよく見えます。
世界遺産の石碑と天の川。
月が昇り始めて空が明るんできました。世界遺産石碑前のバス停と天の川。
そして月が出て、天の川も肉眼では見えなくなるほどに。かなり明るいです。
月が出てきたので、天の川の撮影から軌跡写真撮影のため、インターバルに切り替えます。
月が出ていると、こういった軌跡の写真は地表が照らされますし、星も程よく消されて綺麗に仕上がると思います。(好みだと思いますが)
撮影した連続写真を、比較明合成しています。これで30秒露光の約40分(76枚)です。
グルグル写真にはなるかなーくらいに思いながら北に向けて撮影していましたが、ちょうど真ん中あたりに北極星を捉えていたようでした。
別のカメラで同時に撮影したもの。
動画も作ってみました。
如何でしたしょうか。世界遺産の石碑がある、有名な写真が撮れる方角が北ですので、天の川と一緒に写すのは難しいため、軌跡写真にしました。また、本当に真っ暗ですので、少し月明かりを利用した方が、地表の様子が分かり、良いかなぁと思いました。
この集落は現在も生活されている人が居りますし、畑などもあります。撮影のために無暗に侵入したり、荒らしたりするような事はなき様、注意して撮影に挑んでください。
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今回使用した機材
・CANON EOS5DmarkⅣ
・SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART
・CANON EOS6D
・SAMYANG 14mm F2.8
SAMYANG 14mm F2.8ですが、レンズにキズが入っています。ですが、仕上がる写真は私が見る分には問題なく、まだまだ使えます(絞ると、キズが入った部分が写真に影響しますが、開放だとほぼ問題なし)。しかし、レンズ本体がズレており、キッチリと星にピントが合わなくなった。まぁこの程度ならサブで十分。軽いので気軽に持っていけますしね。
※キズを付けた話と修理した話は下記より
関連記事:【和歌山県】生石高原に天の川を撮りに行く【星景写真】(2019年3月31日)
関連記事:落としてマウント部が外れたSAMYANG 14mm F2.8を接着剤で修理した話
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