GITZO(ジッツオ)のマウテニア2型4段(GT2542)という三脚を購入しましたので購入理由や開封、使い方を紹介します。
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GITZOって何?
GITZO(ジッツオ)はフランスの三脚メーカーで、イタリアにて生産をしているそうです。
とにかく高剛性かつ堅牢な三脚・雲台のメーカーとして有名で、今や三脚の脚パイプにカーボンファイバーは当たり前のようになっていますが、これを世界で初めて使用したメーカーです。
シリーズとしては、可搬性重視のトラベラー、汎用性重視のマウンテニア、堅牢度重視のシステマティックの3つがあります。
ちなみに、めちゃくちゃ値段が高いです・・・。
GITZO マウテニア2型4段を選んだ理由
そもそも、今回なぜ新しい三脚を購入しようかと思ったかというと、メインで使っている中型三脚が剛性に問題があり、買い替えようと思ったのがキッカケです。
広角レンズで使用しているとそこまで気にはならないのですが、焦点距離300mmの望遠レンズで撮影していますと、かなりブレる時があったんですね・・・。それでも使っていたのですが、流石に我慢の限界が・・・(苦笑)
GITZOを選んだ理由
中型三脚が欲しかったので、それなりに軽くて扱いやすく剛性も高い、バランスの良い物が欲しかったのです。
もちろん他のメーカーも検討しましたが、口コミなどのネガティブな意見の少ないGITZOにしようと思いました。また、実際に触った感じも、他のメーカーに比べても剛性が高く感じました。
三脚選びの行きつく先はGITZOと言われているので、高い買い物になりますが後悔はしないかな、と思ったのがGITZOを選んだ理由です。
マウンテニアを選んだ理由
そして、GITZOの中でも汎用性の高いマウンテニアというシリーズの2型4段を購入しました。
他にもトラベラー、システマティックというシリーズがありますが、その中からマウンテニアを選んだ理由は、メインで使う中型三脚として、そこまで重くない、安定性がある、というこの二点を重視したからです。要はバランスが良い三脚が欲しかったのです。
2型か3型かで悩んだ
実は、2型にするか、3型にするか、かなり悩みました・・・。
何故悩んだのかと言いますと、 2型と3型で違うのは脚径で、それにより3型の方が太い脚になるため剛性が高くなります。
これが悩んだポイントで、やはり剛性は高い方が良いと思ったからです。しかし、その代りに少しだけ重くなります・・・。結局、重いと使うのが億劫になってくるんですよね・・・。
剛性をとるか、軽さをとるか・・・。
そこで、マウンテニア2型4段と3型4段のスペックを比較してみました
2型4段 | 3型4段 | |
1段目脚径 | 29.0mm | 32.9mm |
重量 | 1.68kg | 1.86kg |
最低高 | 15cm | 15cm |
全伸高(センターポール無し) | 137.5cm | 134.0cm |
全伸高 | 165.5cm | 162.0cm |
格納高 | 56cm | 54cm |
最大耐荷重 | 18kg | 21kg |
焦点距離 | 200mm(最大300mm) | 300mm(最大400mm) |
2型と3型の重量差は0.18kg・・・結構微妙な気がしますが、少しでも軽さを優先したいと思いますが・・・3型と悩んでしまいますね。
しかし、2型でも最大耐荷重は18kgと十分すぎる性能を持っています。私が使おうとしているものはカメラとレンズだけで2kg近くなので、3型で無くても2型でも余裕です。
そして、最終的に2型を選んだ決定的な理由はスペックに記載されている焦点距離でした。これって他のメーカーではあまり見ない項目ですが、レンズの焦点距離が伸びる程、小さな振動でも大きくブレてしまいますので、使用する焦点距離の目安だと思いますが、2型は200mm(最大300mm)となっております。
今のところ、300mm以上で使う事はありませんし、もしそれ以上で使うならば、大型の三脚を別に持っていますので、通常使用では2型で十分と判断しました。
もう一つ2型の良い点としては、、全伸高が2型の方が若干高いということ。雲台を含めれば、身長177cmの私でも十分アイレベルに達します。
※ちなみに、3段、4段とありますが、一脚あたりのパイプの数です。3段はパイプの数が3本なので4段より一本少なく、安定性は増しますが収納高が9cmも高くなりますので、持ち運びを考えて4段にしました。
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開封
さて、三脚が届いたので開封していきたいと思います。
箱を開けると、袋に入った三脚が見えました。
取り出しました。袋はかなり薄い生地ですので、保護性能は高くは無さそうです。
箱の奥からはこんなのも出てきました。
なんか二枚の冊子が。説明書と使用上の注意点が記載された冊子の様です。
袋から三脚を取り出して見ました。これがマウンテニア2型4段・・・感覚的にはもう少し軽いと思っていましたが、重かった。やはり2型で正解かな?
三脚を立ててみた
こうやって掴んで回せば、3カ所のロックを一度に解除出来てしまいます。スピーディーですね。
ちなみに、ロックは1/4回転ほどすれば解除できるそうです。
脚を延ばします。スチャスチャとなかなかいい音がします。
この写真じゃ分からないですが、 センターポールを伸ばさない状態で137.5cm ということで雲台とカメラを乗せれば、身長177cmの私でも十分アイレベルに達しそうです。
次はセンターポールも伸ばしてみました。 165.5cm となり、カメラの位置は頭の上程の高さになりそうです。
センターポールにはフックが着いていますので、荷物などをぶら下げて安定感を増す事が出来ます。
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ローアングルにしてみる
では、次は三脚を開脚させて、ローアングルにしてみたいと思います。
ローアングルにすると、センターポールが地面に当たってしまうため、まずはセンターポールを引き抜きます。
センターポールの外し方(下から引き抜く)
まずセンターポールロックノブを緩めます。
次にGround Levelリング(グレーの部分)を半時計方向に止まるまで回し切ります。その際、もう片方の手でセンターポールを持っておきましょう。そうしないと、落下します。(私は早速やらかしました・・・)
こんな感じでセンターポールを引き抜く事が出来ました。センターポールを引き抜いた後は、必ずセンターポールロックノブを締めましょう。
開脚角度の調整の方法
次はこのピンを引っ張り上げます。コツとしては、脚を内側に少し倒してから引き抜くとスムーズです。
その状態で、脚を開けて行きます。すると、下図のあたりでパチンという音と共にピンが戻りますので、ここから好きな開脚位置に持っていきます。
開脚角度は下図の通り、3つの角度があるようです。左側の図が、一番開いている状態です。
開脚状態での高さ
一番低い位置にしてみました。かなり低いですね。スペックは15cmとなっていましたが、概ねそんな感じです。ここまで低いと色々対応できそうですね。
次は真ん中の開脚位置にて。モノサシが足りていませんが、約35cmくらいのようです。
センターポールの取り付け方
センターポールを戻すには、逆の手順を踏めばいいだけですが、一つだけポイントがあります。
センターポールにはスリットが入っており、これを合わせてないと挿入できません。スリットの位置を合わせるには、三脚側に▽マーク(下記の赤丸囲み部分)があり、こちらに合わせるとセンターポールを挿入できます。
センターポールを逆さに付ける
センタポールを逆さに付ける事で、さらにローアングルの撮影が出来ます。まぁ、付け方によってはカメラが逆さになりますが・・・。
センターポールの外し方(上から引き抜く)
先程もセンターポールを引き抜きましたが、逆さ付けする場合は上から引き抜いていきます。
まず、こちらのフックを外します。手で回せば外せます。フックを取らないと、引き抜くことができません。
外せました。このようなネジになっています。
センターポールロックノブを緩め、上から引き抜きます。
センターポールの取り付け方(逆さにして取り付ける)
引き抜いたセンターポールを逆さにして、下から挿入します。センターポールのスリットと、三脚側の▽マークを合わせれば挿入できます。
挿入すれば、センターポールロックノブを締めて固定し、フックを取り付けます。フックを取り付けていると、センターポールが抜けなくなるので、操作ミスでのセンターポール脱落を防げます。必ずつけましょう。
センターポールを逆さに取り付ける事が出来ました。これでカメラをかなりのローアングルから撮影が可能ですね。
ちなみに、この状態で足を閉じて収納しようとしても、雲台受けの部分が出っ張っているので綺麗に脚が収まりませんでした。無理に閉じようとすると、雲台受けとパイプがぶつかり、痛みそうなのでしない方がいいですね。
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3/8-1/4 リバーシブル固定ネジの切り替え方
初期の状態では雲台受けに3/8ネジが出ています。しかし、使用する雲台によっては1/4ネジの場合もあります。このネジはリバーシブルで片方が3/8ネジ、もう片方が1/4ネジとなっている為、ひっくり返せば両方対応できます。その切り替え方を紹介します。
まずこの雲台受け(黒いディスク)を外すには、六角レンチで下図の部分のネジを緩めます。こちらが雲台受けが動くのをロックしているようです。
六角レンチでロックを緩ませ、ディスクを回転させれば取り外せます。ネジをひっくり返し、逆の手順で取り付けていけば、1/4ネジに切り替える事が出来ます。
ちなみに、ディスク裏面を見てもらうと、ここにも六角レンチで回すネジが着いています。一部のモデルにしかついていないそうですが、これは、雲台を取り付けた後、これを締め込む事で雲台が不意に緩むのを防ぐ事が出来るそうです。
いやぁ、これは有難いですね。結構雲台が緩んで動いてしまうことがあったので・・・。
ちなみに、分解しなくてもこのままの状態で締め付けが出来ます。
まとめ
GITZO マウンテニア2型4段(GT2542)の購入理由や使い方を紹介しました。実はGITZOの雲台(GH3382QD)も購入したのですが、それは別の記事で紹介したいと思います。
やはり良い値段がしますので、それなりに高級感もあるし、使い勝手もなかなか良さそうでした。まだ撮影で使ってはいませんが、これから使用していき、気付いた点などは記事にしていければと思っております。
今回購入した三脚・雲台はこちらです。
センターコラム逆付けってフイルム時代から紹介されている手法だけど、本当にやった事があって紹介してるのか疑わしい。
特に雲台を逆さまに付けたらファインダーを覗けない。
コメントありがとうございます。
フィルムの時から紹介されていたんですね。ファインダーをのぞくには寝転がって地面に顔を付けるしか無そうですね。
今のカメラならモニターもあるので問題ないですが・・・たまにこれで撮影しています。