ショットガンマイクロホン SONY ECM-B1Mを使用した感想(レビュー、ATT、FILTERの比較など)

ショットガンマイクロホン SONY ECM-B1Mを使用した感想(レビュー、ATT、FILTERの比較など)

SONY a7SⅢを購入して動画を撮影する頻度も増えました。
内臓マイクで十分かな?と思っていましたが、ショットガンマイク ECM-B1Mを購入することになりました。

この記事では、購入理由と使用した感想(レビュー)を書いていきます。
最初に結論を書くと、総合的に大満足のマイクです。

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ECM-B1M 購入理由

環境音の録音には指向性の切り替えが必要と感じた

いざ環境音を録音しようとすると、周囲の騒音だったり、人の会話だったり・・・色々な音が入ってしまいます。
それは、SONY a7SⅢの内蔵マイクが全周囲の音を拾うからです。

また、撮影中に自分の声も結構入ります・・・例えば、寒い場所では鼻をすする音だったり、少し息が切れた時に呼吸音が入ったり・・・。

なので、自分が撮りたい音だけを拾うために、指向性が変えられるマイクが必要だと感じました。

軽いのでジンバルにも使えそう

主にジンバルに乗せて使用することが多くなりそうなので、出来るだけ軽いマイクが必要でした。その点、ECM-B1Mは77.3g (本体のみ)と軽く、特に重さ的には問題ないと思いました。

使用してみた感想

使用して特に思ったことを書き出してみます。

・a7SⅢにポンとつけるだけの簡単接続
・指向性については余計な音を完全にシャットアウト出来るワケではないけど、十分な性能
・FILTERはOFFが無難か?
・重さ77.3g(本体のみ)でジンバルでも使えるが、アームに干渉する場合あり
・ステレオ録音出来ないのは残念

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a7SⅢにポンとつけるだけの簡単接続

ECM-B1Mはa7SⅢのホットシューに取り付けるだけで接続が出来てしまいます。配線等も一切不要ですし、マイクはカメラから給電されるので電池は必要ありません。マイクが必要な時にポンとつけるだけで便利です。

下記はSONY a7SⅢにECM-B1Mを取り付けた所。振動ノイズを抑える為に、プルプルと震えます。耐久性がちょっとだけ心配。

ECM-B1M SONY a7SⅢ

マイク本体もコンパクトかつ軽量ですし、専用のケースも付属しているのでいつもバッグに入れておき、必要な時に取り付けています。

ECM-B1M 付属品

どうでもいいですが、このモフモフ(ウィンドスクリーン)の手触りが結構気持ち良いです。

ECM-B1Mの鋭指向性での録音(内蔵マイクとの比較)

こちら花火の様子を内蔵マイクとECM-B1Mの鋭指向性で撮影した比較動画です。道路の脇から撮影したため、車の走行音や周囲には観客も結構居られる状況。

0:05からは内蔵マイクで撮影しているため、周囲の音も沢山入っており、騒々しいです。肝心な花火の音が埋もれてしまってほとんど聞こえないです。

0:32からはECM-B1Mの鋭指向で撮影。周囲の音がかなり抑えられ、花火の音が強調されています。花火の迫力のある音も、しっかりと録音出来ています。ただ、後ろを走る車の音が完全にカット出来ていませんが、十分な性能だと思います。マイクの正面側に人がいるので、その人の声は入っています。

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ATT、FIRTERの音質の比較

ECM-B1Mには様々なスイッチがついています。

1. DIGITAL/ANALOGスイッチ
2. FILTERスイッチ(NC:ノイズカット、LC:ローカット)
3. AUDIO LEVELダイヤル
4. 指向性切り換えスイッチ
5. アッテネータ(ATT)スイッチ
6. AUTO/MANスイッチ

引用元: SONY  https://www.sony.jp/ichigan/products/ECM-B1M/feature_1.html

ここでよくわからないのがFILTERとATTのスイッチ。

FILTER NC:雑音をデジタル信号処理で除去。
FILTER LC:風切り音や空調、振動ノイズを低減。

ATT 録音したい音の大きさに合わせて選択。大きな音を歪みを抑えて録音するなら20db、小さい音を増幅する場合は0db。

実際に使ってみないと分からないので簡単に比較してみました。

ドライヤーの動作音をFILTER OFF NC LCで録音。
風切り音(ドライヤー冷風をマイクにあてて)をFILTER OFF NC LCで録音。
ドライヤーの動作音をATT 0db、10db、20dbで録音。

ヘッドホンで聞いて頂くと分かりやすいですが、1:22から音量差あり注意お願いします。

0:00 ドライヤー動作音 FILTER OFF
0:17 ドライヤー動作音 FILTER LC
0:30 ドライヤー動作音 FILTER NC
0:42 風切り音 FILTER OFF
0:56 風切り音 FILTER LC
1:09 風切り音 FILTER NC
1:22 ドライヤー動作音 ATT 0db(音量差あり、注意)
1:35 ドライヤー動作音 ATT 10db
1:51 ドライヤー動作音 ATT 20db

正直、この検証ではFILTERの有無の差はよくわからない・・・むしろOFFが一番安定しているようにも聞こえます。ATTについては分かりやすく、音の大きさに合わせて設定すれば良いと思えました。

この動画を撮影してから気づいたのですが、ヘルプガイドに下記の記載あり。

静かな環境で、カメラを手持ちで使用したときなどに微小な振動音が記録される場合があります。振動音が気になる場合は、FILTERスイッチを「LC」(ローカット)に設定してお試しください。

引用元:ECM-B1M ヘルプガイドhttps://helpguide.sony.net/ilc/1910/v1/ja/contents/TP0002351061.html

・基本はFILTER off、ATT 10dbが安定か?
・小さな音を拾う場合はATT 0db、うるさい場所では20db
・静かな環境で微細なノイズがある場合はFILTER LCを使う?

しばらくこんな感じで使用してみたいと思います。

軽量なのでジンバルにも使えるが、アームに当たる場合あり

このECM-B1Mは軽量なのでSONY a7SⅢと組み合わせてジンバル(MOZA AIRCROSS2)に乗せても使うことが出来ました。

しかし、ジンバルの種類によってはアームに干渉し、うまくバランス調整出来ない場合もあります。私が使っているジンバルMOZA AIRCROSS2もチルト軸調整時にマイクがアームに干渉しますが、下記の写真の様に本体を倒した状態で調整すれば、マイクをつけていてもチルト軸のバランス調整が出来ました。

ECM-B1M ジンバル

また、運用時にもアームとマイクが当たる事も結構あるので、使い辛さは多少出てきます。

ECM-B1M ジンバル 干渉

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ECM-B1Mはモノラル録音のみ

ECM-B1Mはステレオで録音できません。モノラル録音のみです。購入の際、指向性ばかりを気にしていたので実はここを見落としていました・・・。

実際、モノラルでも十分なのですがガッツリと環境音を録りたい時はステレオの方が臨場感が出ます。どうしてもステレオで録音したいという場合はこのマイクは避けた方が良いかも知れません。

ちなみに、ステレオマイクとして大きさ的に似たようなマイクは[SONY]ステレオマイクロホン ECM-XYST1Mがあります。

※私の場合はステレオで録音が必要な時は限られており、その時は別のレコーダーで録音しようと思っているので、モノラル録音については特に問題には思っていません。

少しの振動でポツポツとノイズが入る

振動ノイズを抑制する防振構造を採用とのことですが、手持ちなどでカメラを動かしながら撮影すると、ポツポツとノイズが入ることがあります。ジンバルや三脚に固定すると発生しません。他のマイクを使ったことが無いので分かりませんが、手持ち撮影では少し気を使います。

まとめ

ジンバルのアームに干渉したり(ジンバルの種類にもよると思いますが)、モノラル録音しかできないのが個人的にはマイナスポイントですが、総合的には大満足なマイクです。

あと、防塵防滴にも配慮した設計というのもありがたいですね。雨の撮影もチャレンジしていきたいので、積極的に使っていけそうです。

内蔵マイクでも十分なシーンはあるのですが、音の収録にかなり難儀しましたので、どうせ購入するなら最初から買っておけば良かったと思った次第です・・・。(品薄状態が続いているみたいで、2020年10月頃に注文しました際には届くまで一か月ほどかかりました・・・)

動画撮影で録音もするならば、是非検討してみては如何でしょうか?

購入はソニーストアがオススメ。ワイド補償で安心して使用できます。

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