カメラを固定して長時間露光で星空撮影すると、地球の自転の影響で星が流れ、線状に写ってしまいます。
この記事では焦点距離24mmレンズ(35mm換算)で星を撮影した際、シャッタースピード毎にどれくらい星が流れるのかを纏めていきます。
今回撮影したシャッタースピードは30、25、20、15、13、10、8secです。
レンズの焦点距離別に星が流れないシャッタースピードを求める「500ルール」というものがあります。それによると焦点距離24mmではシャッタースピードは約21secで星が流れないとされています。
ちなみに参考ですが、こちらは30secで撮影した写真です。
こちらは8secで撮影した写真。ISOで明るさを調整しています。
このブログサイズでパっと見るだけなら、そんなに星の流れの違いは分かりません。(拡大すると、目立ってくるかもしれません)
それでは、それそれシャッタースピード別に拡大して見てみましょう。(※一部画像に雲が掛かかり、星が見えない写真もありますがご了承下さい、また右下は地上景色が入っています。)
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24mmレンズ シャッタースピード30secの星の流れ
まずは30secです。撮影した写真の四隅中央を9分割拡大しています。
こうやってみると、30secは結構流れています。先述したように、SNSなどの小さい画像ではほぼ分かりませんが(拡大すると目立つかもしれませんが)、A3プリントなどではこの流れは結構目立ちます。
24mmレンズ シャッタースピード25secの星の流れ
シャッタースピード 25secで撮影したものです。こちらもまだ流れています。
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24mmレンズ シャッタースピード20secの星の流れ
シャッタースピード20secです。だいぶ流れはマシになりますが、まだ少し流れています。
24mmレンズ シャッタースピード15secの星の流れ
シャッタースピード15secまでくれば、中央くらいはおおむね点像になってくるようです。
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24mmレンズ シャッタースピード13secの星の流れ
シャッタースピード13secです。
24mmレンズ シャッタースピード10secの星の流れ
シャッタースピード10secです。ここまでくればほぼほぼ問題ないかな?って感じです。
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24mmレンズ シャッタースピード8secの星の流れ
最後、シャッタースピード8sec。
まとめ
焦点距離24mmレンズ(35mm換算)でのシャッタースピード別の星の流れを比較してみました。星空撮影時の参考になれば幸いです。
最終的なアウトプットが何かにもよりますので、どれが正解かとは言えないとは思いますが、個人的には10~15secくらいを目安に撮影したいなという感じではあります。
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