2024/4/14 奈良県の山奥にて干潟星雲(M8)と回転花火銀河(M101)を撮影してきました。
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撮影機材
SONY α7SIII
SIGMA MC-11
CANON EF70-200mm F2.8L IS III USM
CANON EXTENDER EF2×III
Kenko スターリーナイト
2倍テレコンを最近手に入れましたが、天体撮影での使用は今回が初となります。
干潟星雲と回転花火銀河
干潟星雲(M8)
ISO25600,SS25sec,F6.3,400mm (恒星追尾) ×31枚
思っているより良い感じに撮影出来ました。三裂星雲も良い感じ。星雲が赤っぽく写りやすくなるのでKenko スターリーナイトを使用しています。
参考記事:Kenko スターリーナイトで星空撮影(レビュー)
回転花火銀河(M101)
F5.6,SS25sec,ISO25600,400mm(恒星追尾)×31枚
400mmだと全然寄れず、存在確認程度ですね汗 この倍くらいには映ると思ってたのですが、なかなか厳しい。しかし、撮影出来た事は嬉しいです。2倍テレコンがなかったら、何か分からん程度にしか写らなかっただろうなぁ。
上記写真を拡大。
撮影の様子を動画で撮影しました。相変わらずBGMはなく、環境音のみ。現地の静かな様子を感じて貰えればと思います。(トラツグミの声が聴こえています)
リアルタイムの星空動画 撮影方法や機材は以下の記事をご参考下さい。
参考記事:リアルタイム星空動画、始めました(Sony a7SⅢ)撮影設定、使用機材など【星景動画】
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あとがき
この日、GPVは真っ黒。雲の心配のない久々の快晴の予測でした。
久々の快晴なので気合を入れて、十津川村の某展望台で21時半頃から明け方まで、ジックリと天体撮影を計画していました。展望台に到着すると満天の星、そしてモリモリと雲海が広がっていました。
雲海に浮かぶ月・・・これは絶景だなぁと見惚れていると、溢れ出したように雲海が押し寄せてきて、あっという間に霧に包まれ、星も月すらも見えなくなりました。
久々のGPV真っ黒(快晴)の予報が、なんてことだ・・・ショックのまま1時間ほど何も見えない展望台で待機。晴れる気配もなく、このまま待つか、それとも移動するかの選択を迫られ、結局移動する事にしました。
山を下り、ずーっと移動しても曇りのまま。あれ、本当に今日快晴だったっけ?と疑いだしながらも移動を続けて野迫川村の山を登ると、ついに星空、そして天の川が。眼下には雲海も。
ずーっと曇っていたのは、あの雲海の下だったからかな?この日は撮影すらも諦めていたので、星空が見えたこの瞬間は、とても嬉しい瞬間でした。しかし時間は既に1時過ぎ。4時頃には空も明るくなるので、あまり時間はありません。
その後、急いで回転花火銀河、干潟星雲を撮影。回転花火銀河に関してはかなり導入に時間がかかり、ピントも追尾精度も微妙なのは分かりながら、残り時間を考えてこのまま撮影。当初は1時間くらい露光しようと考えていましたが、10分程度で済ませました。それでもなんとか写っています。
なんというか、今年は本当に星空が撮影出来ない。多分、過去一撮影出来て居ない気がします。そんな事もあり、1夜で色々やってみようと詰め込み過ぎてしまう。
そして今回、判断ミス(撮影場所選定)でこんな快晴チャンスも時間ロスしてしまう・・・。
ただ、十津川村での月と雲海の景色は本当に見事だったので、それが見れたのは良かったと思っています。ほんの数十秒間だけ、露出時間の違うだけの写真3枚しか撮れませんでしたが。しかし、あと1分でも到着が遅れていたら見えなかった景色なのですから、そう考えると運が良いというか、神がかり的な何かを感じます。
そして、撮影場所を移動したお陰で大好きなトラツグミの声も聴けました。満天の星が見える景色とトラツグミの鳴き声・・・ずっと撮りたいと思っていた景色だったので良かった。
そういえば、野迫川村のこの場所で、雲海と天の川を撮ったもの実は初めて(過去何度か挑戦し失敗)。
やろうと思っていた事は半分も出来なかったけど、想定外の出会いは沢山あった1夜でした。
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