14mmレンズでシャッタースピード別の星の流れを比較してみた

14mmレンズでシャッタースピード別の星の流れを比較してみた

14mmのレンズで固定撮影でのシャッタースピード別に星の流れを比較してみたのでまとめてみます。

今回検証したのはシャッタースピード30sec、25sec、20sec、15sec、13sec、10sec、8secです。

使用カメラ CANON EOS5DmarkⅣ
使用レンズ SIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ART

まずは、こちら、30secで撮影したもの。

30sec 星空

こちらは8secです。

8sec 星空

正直、インスタ等のSNSやブログサイズだと違いが分かりません。なので切り出して比較していきます。

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シャッタースピード30secでの星の流れ

四隅、中央を切り出しています。500ルールで計算すると14mmでは35secくらいが星が流れないシャッタースピードと言われていますが如何ですか? 30secでも右上、左下部分はかなり流れています。

14mm 30sec

中央を更に拡大したもの。

14mm 30sec

流れの大きい右上も拡大してみました。

14mm 30sec

中央もやや流れていますが、右上がかなり流れています。

シャッタースピード25secでの星の流れ

次は25secです。

14mm 25sec
14mm 25sec
14mm 25sec

まだ、流れが目立ちます。

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シャッタースピード20secでの星の流れ

シャッタースピード20secです。

14mm 20sec
14mm 20sec
14mm 20sec

かなり流れも落ち着いてきました。

シャッタースピード15secでの星の流れ

シャッタスピード15秒です。

14mm 15sec
14mm 15sec
14mm 15sec

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シャッタースピード13secでの星の流れ

シャッタースピード 13secでの撮影です。

14mm  13sec
14mm  13sec
14mm  13sec

シャッタースピード10secでの星の流れ

シャッタースピード10secでの撮影です。

14mm  10sec
14mm  10sec
14mm  10sec

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シャッタースピード8secでの星の流れ

最後はシャッタースピード8secです。

14mm  8sec
14mm  8sec
14mm  8sec

14mmのシャッタスピード別の星の流れについて思う事

500ルールに則ると14mmでは35secまでは星が流れないと言われていますが、30secでも結構流れてます。

これは個人がどこまで許容出来るかなので、何が正しいかは無いと思います。

最初にも写真を上げていますが、ブログやインスタ等のSNSで掲載するなら、14mmの場合は30secでも8secでも星の流れの差は分かりづらいです。むしろ30secの方がISOを抑える事が出来るので見栄え良く仕上がるかも知れません。

ただ、拡大してみるとやはり流れが目立ちます。

私の場合、現在では赤道儀などで追尾せずに固定で一枚撮りの撮影ですが、14mmの場合、星の流れを考えてシャッタースピード15secが一つの基準に考えています。ソフトフィルターを使えば星が滲み流れも目立ちにくくなるので20secとかでもあまり気になりません。

このくらいのシャッタースピードで撮影していると、やはり、A3プリントで見た時に違和感が少ないです。デスクトップで画面いっぱいに表示させてみても、スッキリした印象がありますしね。

しかし、15secが基準と考えるなら、私の場合500ルールならず、210ルールになってしまいますね・・・。(地上が暗すぎて厳しい場所や、「これはブログやインスタだけにしよう」っていう写真を撮影する時は30secとかでも撮影します。まぁ、地上が暗いだけなら別撮り合成っていうのもアリですが・・・)


まとめ

今回は14mmでのシャッタースピード別の星の流れを比較してみました。撮影の参考になれば嬉しいです。