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2019年、今年最後の満月コールドムーン
2019年12月12日、今年最後の満月が夜空を照らしていました。
米国では月毎の満月にそれぞれ呼び名があり、12月の満月はコールドムーンと呼ばれています。
日没後、すぐに東の空に明るい満月が立ち上ってきた為に、見られた方も多いのではないでしょうか。
眩しい程に明るく、澄み切った夜空を照らしていたコールドムーンですが、その近くにオリオン座がありました。
実は、この月とオリオン座には悲しい神話があるのをご存知でしょうか。
ギリシア神話 月と狩りの女神アルテミスと巨人オリオン
月と狩りの女神アルテミスと、ギリシアでも随一の狩人である巨人のオリオンは仲が良く、神々の間でもこの二人はいつか結婚するだろうと言われるようになりました。
しかし、アルテミスの兄であるアポロンは二人の仲を良く思っていませんでした。そこでアポロンは、海から顔を出しているオリオンの顔を岩だと偽り、アルテミスに矢を放たせます。そして、その矢によってオリオンは死んでしまうのです。
悲しんだアルテミスは父であり、神々の長であるゼウスにオリオンの復活を頼みますが認められず、代わりにオリオンを天にあげ、星座にしたのです。
そうして、今でも冬の夜空では月とオリオンが仲良く並んでいるのです。
また、オリオンが海に入る原因となったサソリ(サソリ座)が東の空から昇ってくると、オリオン座は西の空に逃げてしまう、という話もあります。
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満月とオリオン座
月明かりの影響とはかなり大きく、明るい満月が夜空に昇ると、例え星空が綺麗に見える様な場所でも星は見えにくくなります。しかし、それに負けじと輝くオリオン座。美しく印象的な光景でしたが、そんな神話があるのです。
この写真は2019年12月12日 19時45分頃、光害の強い住宅街の東の空を撮影したものです。月もオリオン座も明るいですので、光害が強い場所でも見つけやすい天体です。写真ではオリオン座は薄っすらとしてしまいましたが、肉眼ではもう少しハッキリと見る事が出来ましたよ。
アルテミスとオリオン・・・神話に思いを馳せて、冬の夜空を見上げみるのは如何でしょうか。
(夜は寒いですので、きっちりと防寒対策をし体調を崩さないようにしましょう)
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