標準ズームレンズというと、一眼カメラを初めて購入する際にキットレンズとして一緒に購入する方も多いのではないでしょうか。
現在メインで使っているカメラはCANON EOS5DmarkⅣなのですが、実は今まで標準ズームレンズは持っていませんでした。
今回、やっと標準ズームレンズのCanon EF24-70 F4L IS USMを購入しましたので、何故標準ズームを持っていなかったのか、今回の購入理由や使ってみた感想を書いてみたいと思います。
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標準ズームレンズを最初に買わなかった理由
星を撮る事を前提でフルサイズカメラを購入したものですから、最初に購入したレンズはSAMYANG 14mm F2.8(単焦点レンズ)だったのです。
次に買ったレンズも星を撮影する為にSIGMA 14-24mm F2.8 DG HSM ARTや、Carl Zeiss Planar T*1.4/50 ZEなのど明るいレンズを購入し・・ここまで揃っちゃうと、標準ズームレンズを買うのを躊躇ってしまうようになったんですよね・・・。
軽快な撮影性能を重視し、購入を決意
標準ズームレンズの購入を躊躇っていると、先に広角ズーム(14-24mmF2.8)や、望遠ズーム(70-200mmF2.8)、いわゆる大三元と言われるレンズの広角、望遠を揃えてしまいました。(別に大三元レンズを揃えたいワケではなかったのですが)
しかし、この二つのレンズだけでも快適で、幅広い撮影が可能になりました。もうここまで来たら、「もっと快適・軽快に撮影していきたい!」という思いが強くなり、標準ズームレンズの購入を決意しました。
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CANONの標準ズームレンズの種類
さて、CANONの標準ズームレンズと言っても数本ラインアップがあります。
そこでEFレンズで気になった3つをピックアップします。
EF24-70mm F2.8L II USM (以下24-70F2.8)
EF24-70mm F4L IS USM (以下24-70F4)
EF24-105mm F4L IS II USM (以下24-105F4)
それぞれ何が違うの?という事でスペックを比較してみます。
24-70F2.8 | 24-70F4※ | 24-105F4※ | |
絞り羽根枚数 | 9枚 | 9枚 | 10枚 |
最小絞り | 22 | 22 | 22 |
最短撮影距離 | 0.38m | 0.38m(マクロ時0.2m) | 0.45m |
最大撮影倍率 | 0.21倍(70mm時) | 0.21倍(77mm時) | 0.24倍(105mm時) |
フィルター径 | 82mm | 77mm | 77mm |
最大径*長さ | φ88.5mm*113.0mm | φ83.4mm×93mm | φ83.5mm×118mm |
質量 | 約805g | 約600g | 約795g |
※手ブレ補正有り(効果約4.0段分)
私が選んだのは24-70F4
3つのレンズを比較してみましたが、私が選んだレンズは24-70F4となりました。
その理由を下記していきます。
コンパクトで軽い
例えば、山に登ったり長距離を歩く時、色々な撮影に対応する為、出来るだけレンズや機材を持って行きたいですが、荷物は出来るだけコンパクトに軽くしたいものです。
というわけで、24-70F4が一番コンパクトで軽いレンズのようです。重さは約600gと断トツですね。
自分の使用範囲ではF2.8でなくても、F4で十分
24-70F2.8は大三元標準ズームレンズと言われています。24-70F2.8を買えば、大三元が揃いますし、「大三元揃えました」とか言うてみたい気がしますが、そういった雑念は置いておいて・・・。
普段の撮影ではF4以上に絞って撮影する事が多く、F2.8である必要性をあまり感じませんでした。
また、F2.8は星空の撮影にも使えそうですが、現状持っているレンズで星空撮影はある程度満足している為、わざわざ買い変える必要性を感じず、上記したように軽さを優先したいと思いました。
あと、特筆すべきは24-70F4は手振れ補正が付いています。これは24-70F2.8にはついていません。開放F4はF2.8と比べ1段暗いですが、4段分の手振れ補正のおかげで、暗所での手持ち撮影は24-70F4の方が向いていそうです。
望遠があれば105mmも不要かと考える
24-105mmF4は、焦点距離が長い分、幅広い撮影に対応出来そうで魅力的なレンズです。
しかし、一方で24-70mmF4は焦点距離が短い分、マクロ撮影が出来ます。また、私の場合、望遠レンズは欠かさず持っていくと思うので、この焦点距離の差は望遠レンズでカバー出来ます。なので、マクロ撮影が出来る24-70F4の方が私的にはメリットに感じました。
とはいえ、105mmでレンズ交換せず使えるというメリットは結構大きそうですけど。
フィルター径が77mmであるということ
フィルター径を見比べると、24-70F4、24-105F4は77mm、24-70F2.8は82mmとなっています。これが結構重要で、私が使っているEF70-200 F2.8Lも77mmなのです。ということは、ステップアップリングなしでフィルターを共有できます。
例えばNDフィルターやPLフィルターですね。出来ればステップアップリング無しで使いたいものです。(この調子で、同じくフィルター径が77mmのEF16-35mm F4Lも揃えれば完璧ですが、それは追々ですね・・・というか、まんまとCANONの戦略にハマってしまった感があります笑)
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実際に撮影してきました
というわけで、実物が手元に届きました。思っていたよりコンパクトで軽い!
EOS5DmarkⅣに取り付けてみました。あ、これよく見かける組み合わせですね、ついに我が家にもやってきました(笑)
望遠側にすると、鏡筒が伸びます。
まず、最初に撮影した感想ですが、想像以上に綺麗な写真が撮影できて、思わず笑ってしまいました。(写真は全てJPEG撮って出しです)
F4と言えど、なだらかにボケていきます。
寄って撮影すれば、背景はしっかりボケます。
曇り空を撮影してみましたが、光のニュアンスが綺麗ですね。
マクロ撮影です。保護フィルターに被写体が当たる寸前まで寄れました。
道端に咲いていたタンポポですが、なかなか大きく写す事が出来ました。
光芒も綺麗ですね。
スッキリとクリアで、変な癖も無く、使いやすそうです。期待していた性能の更に上を行った印象でした。
その他撮影写真も紹介します。
焦点距離別の画角
こちらが広角側24mmで撮影した写真。
同じ位置から70mmで撮影した写真。
画角別に整理してみました。なかなか幅広く撮影出来るのがわかりますね。
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まとめ
軽くて扱いやすく、良いレンズです。
ただ、あまりにもクセが無く、面白みに欠けるという見方も出来てしまいそうですが、軽快な撮影性能を考えればその点はとくに問題ではないかな、と思います。
これからもドンドン使っていくレンズになりそうです。
今回、私は中古で買いました。玉数が多いせいか、かなり安い値段で中古販売されており、お財布に優しいです。ちなみに、今回私はカメラのキタムラ ネットショップで購入しました。
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