2024年8月10日、伝統的七夕。この日は良く晴れて満天の星、天の川を見る事が出来ました。
21時半頃。高く昇る天の川。
日付が変わる頃には、天の川は西の空へと傾く。
相変わらず、写真の枚数は少ない。どうしても動画メインになってしまうため、両立は難しい・・・。出来るだけ写真を撮るようにしているのですが、つい忘れてしまいます。
写真そっちのけで撮影した動画はこちら。
環境音のみ。映像は肉眼に近い印象にするため、暗めにしています。
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あとがき
この日は伝統的七夕だったからなのか、ペルセウス座流星群極大2日前だからなのか、そこそこ人が居ました。
ここまで人が居るとは予想外。私は人を避ける様にエリアの隅っこへ。人の声も届かず、静かに夏の虫の音と星空を堪能出来ました。
そういえば、最近なにかのSNSのコメントで「電線が邪魔」との意見を頂きました。
星空を撮影する立場からすると、電線が邪魔と思う気持ちはよく分かります。しかし、個人的に電線が邪魔と思う事って、実はあまりないんですよね。どうしても邪魔と思う事はありますが、基本的には電線も景色のひとつなので、それをどう撮ろうか、と考えてしまいます。
また、電線の無機質な感じも魅力に感じるため、私は電線を意識して撮ることが多いです。
あと、自分と、星空の間にあるものとして、ちょうど良い存在なのかも知れません。
例えば、この画像。天の川の前に電線があり、流れ星も流れています。
電線があることによって、これが地上から見上げている景色である事が分かります。まぁ、ほとんどの場合地上から見上げているわけですが・・・しかし、そのことをよりリアルに感じれると思います。そして、なんとなく地上の雰囲気までを想像してしまわないでしょうか・・・。
私の場合、幻想的な、素晴らしい星景写真・映像を撮りたい、というより、「星空の見える風景を記録」したい、と考えています。なので、風景の一部である電線が邪魔だとは、あまり思ないのかも知れませんね。もちろん、邪魔だと思う事もありますが(笑)
同じような話で「照明が邪魔だから駄目」というのもよく聞きますが、私は駄目だとは思わない様にしています。もちろん、照明がない方が良いんですけど。照明が強すぎてゲンナリしてしまうこともあります。でも照明はあるから、それをどう撮るかを考える様にしています。明るくて星が見えなくても、それが実体ですから。ゲンナリしながらも、出来るだけ前向きに撮影した動画を紹介します。少し古いですが。この時は、星空を少しでも見せたい気持ちがありましたが、現在だったら、もっと暗く撮影しているかな・・・多分。
「星空の見える景色を記録したい」という考え方は、2019年くらいから持っています。
最初は、幻想的な星景写真を撮りたい、という考えで星空撮影を始めました。長時間露光で撮影すると実際に見ている景色とはかけ離れた幻想的な写真になります。しかし、そういう撮影を続けていると、幻想的ではなく、もっと現実的なものを表現したいと思う様になりました。
夜の山奥は怖くて、静かで、でもいろんな音が聞こえてきて・・・
写真の様に星・天の川ははっきりと見えないけど、でもそれが驚くほどの綺麗さで・・・・
それ自体を表現したいと思う様なりました。
そして、これらの景色自体がいつまで続くかも分からない。星空も、地上の景色も、聴こえる音も。今自分が観測しているから見る事が出来ている景色をリアルに記録していきたい、そう思うようになりました。
メリハリのない映像を作っていると自覚はありますが、リアルな雰囲気を味わえる様な映像を、これからも作っていきたいと思います。
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