2021年10月の天の川の撮影候補日(見え方、方角、見える日など)

2021年10月の天の川の撮影候補日(見え方、方角、見える日など)

2021年10月の天の川の見える方角、見え方と月の出入り、個人的な撮影候補日をこの記事に纏めます。
(奈良県を基準に作成しています)

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2021年10月の天の川の方角と見え方

10月は立ち昇る夏の天の川の撮影もいよいよ最後かなぁと考え始める時期です。日没後、南の空に立ち昇る天の川が見えますが、暗くなりきる前に西の空へと傾いていきます。北の空に横たわる秋の天の川、冬の天の川の撮影も本格的になって行きそうです。

月初の天の川の見え方

1日の19:11(日の入の1時間半後)の星空。天の川は南の空に立ち昇っています

深夜0:11の星空。北の空に秋の天の川が横たわります。

4:21(日の出の1時間半前)の星空。冬の天の川が南東の空に立ち昇ります。この時期なら黄道光も見えます。

月末の天の川の見え方

31日 18:34(日の入の1時間半後)の星空です。夏の天の川はもう、西の空へと傾いています。

22:11の北の空。

夜明前4:46(日の出の1時間半前)の星空。冬の天の川も西の空へと傾いてきます。

画像は「ステラリウム」より引用。

2021年10月の月の出カレンダーと星空・天の川観測の候補日

 データは「国立天文台 各地のこよみ」より奈良県のデータを参照。

2021年10月の新月は6日(20:05)満月は20日(23:57)です。
新月の前後3日くらい(3~9日)はほとんど月明かりの影響を気にせず星空、天の川を観測できます。

1~2日は日没から月の出までの間に撮影出来そうです。この時間帯なら、夏の天の川、北の空の秋の天の川を狙うのが良さそうです。

10~17日、月が沈んでから夜明けまで。特に週末(16、17日)は1時以降に月が沈むので冬の星座を狙って行きたい所。

24~31日は日没から月の出まで。西に傾く夏の天の川、秋の天の川等を狙って行きたい所です。

※主観的な撮影候補を記載しています。また月が出ていない時間帯に限定して記載しましたが月が出ていても、月齢や月の位置よっては天の川は見える事もあります。月明かりを利用して天の川を撮影するのも面白いです。

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実際に10月に撮影した星空を紹介

2018/10/9 18:52。夏の天の川は良い感じに立ち昇っていますが、まだ完全に夜空が暗くなっていません。

10月 天の川

2018/10/8 19:47。

10月 星空

2018/10/21 4:51。黄道光※と冬の天の川が肉眼で見えていました。夜明け前になると冬の天の川の隣に天の川と同じ程度の明るさの光の筋がもう1本。「あれ?冬の天の川が2本になった?」っと驚きました。撮影時は黄道光という現象を知らなかったので。写真で表すのが難しかったですが、壮大で幻想的な光景でした。

※黄道光(こうどうこう)・・・天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯。日没後の西の空は1月~3月が見えやすく、夜明け前の東の空は9月~11月が見えやすい。

10月 黄道光 

2018/10/21 4:53。先ほどの写真のさらに上空分を撮影したもの。オリオン座の隣で冬の天の川と黄道光が重なっています。

10月 黄道光 天の川

綺麗な星空・天の川を見る方法

天の川を見るには天候や場所が重要です。
こちらの記事に場所の選び方、天候の調べ方等も記載していますので、特に星空観測に慣れていない方はご覧ください。
参考記事:綺麗な星空で天の川を見る方法

天の川の観測候補日を月別に纏めています

2021年撮影候補日
7月 8月 9月 10月 11月 12月